5月8日から10日にかけて、香川県の総本山少林寺で、道院長研修会を受講してきました。
(全国各地の少林寺拳法の指導者は、年に一度、この研修会を受講する義務がある。とはいえ、約2000人もの道院長・支部長がいるので、第一次から第五次まで、5週にわたって開催される)
今年は、何とか予定を調整して、第一次を受講
第一次の道院長研修会は、開祖の命日(5月12日)に日程が近いので、毎回、開祖忌法要も営まれ、開祖に直接師事した古参の大先生方も多く受講される
そうした高段者の先生方にお目にかかり、開祖のお話をお聞きできたり、ときには、開祖直伝の技法もご指導いただけるのが、第一次ならではの特典!?
同志たちよ、我々の本山は、じつに美しい
傑物が輩出される環境に、「美の条件」は欠かせません
今回の第一次講習会には、406名の道院長に加え、財団法人支部の部長が参加し、合わせて約500名が受講
帰山した際は、まずは開祖霊廟にご挨拶
受講内容については、まだ受講されていない道院長・支部長も多いので、ここでは触れないことにいたしますが、今回の帰山で学んだ、「これは!」という言葉だけ、ご紹介します
「組織の質とは、指導者の質」(新井会長)
「少林寺拳法は拳禅一如・力愛不ニの法門」
「法門」とは、
「法」=「大宇宙の真理を知り、可能性の種子を授かった人間としてどういきるか」を
学ぶ道=「門」
「修行」の「修」=「攸」(ユウ) 音の意、何回も繰り返す + 「彡」=「川」、洗い清めるの意
「行」は、強い人(先輩)が弱い人(後輩)を背負って、向き合っている姿
組手主体、自他共楽の姿
修行=悟りを求め、仏の教えを実践すること
修業=学問、技芸などの習い事を修めること
「技術」
「技」=手偏に支える=手足の動かし方
「術」=「行」は、上掲のように、二人が向きあった、先輩と後輩の稽古の状態・姿 + 「求める」 技の極意を求める
頭で覚えているだけでは、「技」。稽古によって身についた「技」が、「技術」
『拳の三要』=技・術・略とは……
(これは、とってもいい話なので、別途詳しく説明します)
ともかく、道院長研修会の最大の収穫は、
全国の才気あふれる指導者に出会い、
そして高段者の先生方から“喝”を入れていただき、
「オレも、やらねば!!」という気持ちになれること
人づくりの少林寺拳法、本当に素晴らしい人、立派な人が、たくさんおられます
そうした方々に接して、自分も一歩でも近づきたい
そして、そのような後進も育てていきたい、
そうしたモチベーションを再確認できる場が、本山での道院長研修だと認識しています。
現地でお世話になった諸先生、本山職員の皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『108』