世間の鏡開きは1月11日でしたが、その日はワタシが本山に帰山していたので、
今年の我孫子道院の新春法会は、昨日執り行いました
(新春法会(ほうえ)とは、そこに集う皆で新しい年を祝うとともに、「教典」を一緒に唱和したり、道院長の年頭法話を聴いて、心新たにして一年の第一歩を踏み出すための行事です)
今年の代表者は、ちょうど一週間前に成人の日を迎えた、新成人のK・F拳士
続いて、精勤賞の表彰
精勤賞は、2014年の年間修練日・146日のうち、一ヶ月平均10回以上=年間120回以上参座した拳士を表彰(賞状と、副賞の帯袋を授与)
今年の精勤賞の受賞者は過去最多の12名!!
ちなみにトップは、年間139日参座した、小学2年生のS・F拳士
道院長年頭挨拶のお題は、「中心装置を作る」ということ
この日、1月17日は、阪神淡路大震災から、ちょうど20年ということもあり、
まずは、強くなるとは、どういうことかというお話から
強さの要素は、連帯力をはじめ、いろいろあるが、
今年、強調したのは、「物事に、打ち込む力」をもっている人は、強い人だということ
これについては、まずワタシの(学問の)師匠の言葉を引用したい
(以下、カギカッコ内は師匠のお言葉)
「なぜ、人にとって打ち込む経験が必要なのか。それは打ち込むことによって、物事に打ち込める自分が育つから。とくに、若い頃に、何かに打ち込むことで、自分の身体の中に中心装置が作られ、それでもって、その後に出会っていくさまざまな物事の中心をとらえ、それと正面から向かい合っていけるようになる。この中心装置が育ってくると、たとえ嫌なことであっても、必要とあれば、どんなことにでも打ち込めるようになる」
中心装置を育てるための、打ち込む対象は、じつは何でも構わないと師匠はおっしゃっておられたが、
我々はせっかく縁あって、少林寺拳法を学んでいる以上、今年はもっともっと少林寺拳法に打ち込んで、自分の身体と心のなかに中心装置を育てていこうと呼びかけました
少林寺拳法は、打ち込めばもっと面白くなる。面白くなれば、もっと打ち込みたくなる。この繰り返しが、中心装置を育てるなによりの鍛錬になるのです
最後は、拳士全員による奉納演武
白帯、黄色帯、緑帯、茶帯、黒帯と、各資格ごとに演武を披露し、今年一年の上達進歩を誓い合いました
これにて、新春法会は終了
(一列目、表彰状をもっているのが、精勤賞の受賞者 残念ながら、インフルエンザ等で病欠している拳士もいて、全員集合とはなりませんでした……)
そして、この後は恒例のお餅つき
少年部の拳士から一般部の拳士まで、みんなでついて
みんなで美味しくいただきました
(ご協力いただきました関係各位に御礼申し上げます ありがとうございました 再合掌)
今年は、お餅のように、粘り強い、根気のある人間を目指しましょう!!!
毎度おなじみ、道場から見た、この日の富士山
ラストは、お菓子のつかみ取り(少年部)をして、お開きに
夜は場所を変えて、一般部拳士+保護者の“進年会”で盛り上がりました(笑)
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『106』