黒帯の重みを担保するもの(新有段者誕生) | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

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我孫子道院 道院長のブログ

先週、11月24日に行われた、千葉県少林寺拳法連盟の昇格考試を受験した門下生が、准拳士初段に合格しました


新たに有段者となったのは、社会人のS・Sさんと、大学生のK・Fさんの二人




二人は、一般部の最初の昇級が、三級(茶帯)から六級(緑帯)に移行してから、入門してきたの拳士で、

社会人のS・S拳士は、入門から約3年、

入門当時高校生だった、K・F拳士は、途中、大学入試期間の休眠を挟んで、入門から2年9ヶ月で、黒帯の仲間入りを果たしました


そんな二人に、今月1日、我孫子道院の拳士会から、真新しい黒帯と有段者科目表をプレゼント!!


この黒帯にどれだけ重みを感じたか? 

有段者になって、黒帯をいただいたとき、その重みの感じ方は、一人ひとり違うはず


有段者になるまで、どれだけ稽古に打ち込んできたかによって、その重さは変わってくる


さらに言えば、この少林寺拳法という道を、どこまで愛しているかが、その黒帯の重さを担保するものなのではないだろうか


この二人に限らず、昇格考試の前になると、誰もが総仕上げとして、集中的に稽古を行うが、その稽古の成果は、じつはすぐには表れない……

この1~2ヶ月、彼らが集中的に取り組んだ稽古の本当の芽が出てくるのは、

いまは腰で、固く、まぶしく“浮いている”新品の黒帯が、本人になじんで、“様”になってきた頃だろう


それも、ここで歩みを止めてしまったら、種のままで芽は出ない!

考試に合格して、一息つきたくなるかもしれないが、ここで気を緩めずに、怠らず励んでいくと、半年から1年後ぐらいに、芽が出て、大きな花が咲くでしょう

そして、それを体験すると、いまよりさらに、黒帯の重みが増してくるはずです


二人は、先月「一級」という枠の中で、黒帯になって、級拳士を卒業したわけですが、今月からは、黒帯の中の白帯です


「初段」の「初」の字が示す通り、ここからまた初心に戻って、さらなる研鑽を積んでください


これで名実ともに、指導者の仲間入りを果たしたわけですが、彼らなら、きっと後輩たちの良きお手本になってくれることでしょう


今後、ますますの活躍を期待します

念願の准拳士初段合格、本当におめでとう






S・S拳士とK・F拳士に、黒帯を渡した日、

たまたまご縁があって、N船のS井先生が、我孫子道院にご来院

S井先生からも、熱いメッセージを頂戴しました

(ありがとうございました)




本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『102