勝浦で“喝” 研修会とやる気スイッチ(一生のやる気スイッチをいつ入れるか) | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

ご報告が遅れましたが、

10月17日~10月19日の3日間、

千葉県勝浦市の日本武道館研修センターにて、

「第2回全国少林寺拳法指導者研修会」を受講してまいりました


この研修会は、

「日本全国で少林寺拳法を指導する中学、高等学校の教員、及び社会体育指導者を対象に、

わが国の伝統文化に立脚した「少林寺拳法」理論と実技の研修会を実施し、専門的な知識・技術・指導法の充実を図り、

もって全国的な少林寺拳法指導者の養成と資質向上に資する」

という趣旨で実施されたもの


国庫補助事業でもあり、北は北海道から、南は九州熊本・宮崎まで、各県選りすぐりの指導者が、80名集まり、朝から夜まで、じつに濃密な時間を過ごし、研鑽に励みました






(日本武道館研修センターの大道場は、なんと1000畳の広さ!!)


開講式のあと、すぐに総裁の講義があり、質疑応答では、T先生が大活躍


実技講師は、新井庸弘会長!!

(剛法は、荒井章士先生が担当)


3日間で基本・剛法・柔法合わせて、計8時間、みっちリ学ばせていただきました


また、初日は夕食後も21時15分まで、

「中学武道必修化」についての講義とグループ討議もありました

これは、特別講師の中島正樹先生の講義が興味深かっただけでなく、

受講者同士で授業案を錬るというグループ討議の時間も、非常にポジティブかつ、アイディア満載で、少林寺拳法の指導者の人材の豊富さを、再確認した次第


その後、各部屋に分かれて自由時間となったのですが、この時間が、またまた有意義でした



部屋はこのように四人部屋で、まったく地域の異なる方々と相部屋でした

しかし、この相部屋というのが良かった~

初対面の方々とも、拳士同士、すぐに意気投合し、時計の針が“合掌”(午前零時)しても、熱いディスカッションが続いてしまいました(笑)



2日目は、鎮魂行のあと、新井会長の講義ではじまり、日中は実技をたっぷり3コマ受講

夕方、班別討議(テーマは、①魅力ある指導者とは? ②指導において注意しなければならないことは? ③上達させる指導法とは)を行った後、入浴

そして夕食を兼ねた、オフィシャル懇親会……




新井会長のご挨拶ではじまり、講師、事務局、そして全受講者が参加



今回の講習会の助講師、本部の田中先生や谷先生とも語り合えましたし、

新井会長とも、せっかくの機会ですので、いろいろお話しさせていただきました


やっぱり、少林寺拳法の研修会はこうでないと!



そのむかし、1986年に、ワタシが「初級指導者講習会」を受講すべく、初めて本山に帰山した際、

その講習会の夜、指定旅館だった「平野屋」に、新井庸弘先生や、川島一浩先生がわざわざいらしてくれて、開祖の思い出等を語ってくださったことを今でもよーく覚えています


あのときも、日中たっぷりと稽古をしたあと、

夜には間近で、あこがれの本部の先生のお話が聞ける豪華オプションが待ち受けていて……


あの感激が、ワタシにとって

「少林寺拳法を一生続けるぞ」と決心させた“ひとつの”機会だったのは間違いありません


この「ひとつの」というのが、肝であって、ワタシの場合、「少林寺拳法を一生続ける」という決心は、じつはこれまで何度もしています

それは、続けるという決心を取り消して、再度決心しなおすことを繰り返したわけでなく、続けると決心したことをそのまま継続することを決心するという意味です


こういう決心は、何度してもいいと思うし、むしろ時々改めて決心し直す機会が肝要かと……


でも、一番重要なのは、最初に「少林寺拳法を一生続けるぞ」と決心する瞬間!!

出来れば、すべての後進の拳士、門下生にそうした瞬間が訪れてほしいものです


そのためには、こうした感動的な研修会が、もっともっと開催され、受講する拳士が増えるといいのですが……


そんなことを考えていたら、2時間のオフィシャル懇親会もあっという間にお開きになり、

あとは、各部屋に戻って、個別の懇親会に(笑)




(3日目の朝 研修センターから見た、勝浦港の景色)


最終日は、前日に行った班別討議の内容を、代表者が発表し、

そのあと山内謙三講師による「いじめ、暴力、体罰の影響と心理」の講義

この中で、浅利篤氏の「問題行動と色彩心理」が紹介され、それに興味がわいたので、

帰宅後、図書館で関連書籍を借りてきました






(購入しようかと考えましたが、すでに絶版。なおかつ古本でも高価だったので、図書館に……)


いやいや、勉強になりました

この講義のあと、閉講式を行って、お昼前にはお開きになりましたが、

収穫大の研修会で、すっかり、やる気が“スイッチON”


実技講習はもちろん、各講義も素晴らしく、

今後の稽古・指導に活かせる内容ばかりでしたが、

一番の収穫は、

本部の先生方を含め、全国には、熱意と創意工夫、そして向上心溢れた指導者がたくさんいらっしゃるということが実感できたこと!


人づくりの少林寺拳法、

才気あふれる人材が、本当に豊富にそろっているんです


勝浦で出会ったそうした先生方から、

じつにいい刺激を受けました


ワタシも後れを取るわけにはいきませんので、

もう一度褌を締め直します


現地でお世話になった皆さん、ありがとうございました

来年もぜひ参加したいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします





一緒に受講した、スクーデリア・チーバの面々と新井先生で記念写真

地元・千葉県での開催ということもあり、都道府県別では、千葉県からの参加者が最多でした

ポジティブさというか、心意気というか、活気という点では、「千葉県、ここにあり」といった存在感はアピールできたかと(苦笑)

(ワタシはともかく、千葉県の先生は役者がそろっていますから!?)


本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『110