錬成大会とインターハイ | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

この週末は、大きな大会が2つありました


ひとつは、今年から正式種目になった、少林寺拳法のインターハイ(全国高校総体)


もうひとつは、毎年、東京九段の日本武道館で行われる

全日本少年少女武道錬成大会


この錬成大会には、ウチの道場から組演武8組(16名)、単独演武2名の合計18名がエントリー

6月の県大会以降、励んできた修練の成果を、大舞台で試してきました








今年は、北は岩手県盛岡、南は熊本県の阿蘇から、全国211の道場、約1700人の小中学生の拳士が集まりました


我孫子の拳士たちも、それぞれ背中に、「千葉」と書かれた大きなゼッケンを背負って出場しましたが、それぞれ、千葉県代表として、恥ずかしくない演武を披露してくれました


最終的には、組演武で2組(4名)が、優秀賞を受賞

念願のメダルをいただくことができました



しかし、大本命の1組があと1点で入賞を逃し(254点)、
メダルをもらうことができませんでした……

(審判3名/各100点 合計300点満点で、255点=平均85点以上で、優秀賞)

本人たちも物凄く熱心に修練してきましたし、自信があっただけに
、そうとうガッカリ

痛々しい様子に
ワタシもすっかり凹んでしまいました……

(ワタシ自身の採点では85点~86点の出来栄えでした)


審判競技の怖さというか、難しさで、これまでも何度もあと1点、2点で泣いてきてるんですが……


指導者としては、出来れば門下生全員を入賞させてあげたい

とくに、一所懸命やってきた拳士には、ぜひともメダルを取らせてあげたいというのが本音です


一方で、演武の修練は、少林寺拳法のごく一部にすぎないので(演武より大事なことは他にたくさんある)、

基本や法形、武的要素、精神修養のウエイトを削ってまで、演武に特化する気もさらさらないし……


武道の修行は、他人と強弱優劣を競い合うものではなく、あくまで自分との戦いで、「今日は昨日の我に勝つ」というのが要諦です


しかしながら、大会というものがあり、大会に出場する以上、結果も求めたくなるのが人情で、そのジレンマに陥っております


とりあえず、今大会では「のびのびやれ!」というのが、門下生に与えた課題だったのですが、大半の拳士は、クリアできたように思えます


もっともっとワタシ自身が指導力を磨けば、おのずと道が開けてくると思いますので、拳士と一緒に日々精進あるのみ!?


お盆休みが明けたら、大会モードをリセットし、腰を据えて、地に足の着いた稽古を重ねていきましょう




(大会終了後、新井会長、宗由貴総裁と記念撮影)

みんな、よくやってくれました

一技一技、輝いていたぞ!

諸君を誇りに思います





(入賞した拳士たち さすがにいい笑顔をしています。この笑顔をもっと増やしたい……)




こちらは8月8日~10日に行われたインターハイの様子

(ワタシは、初日=8日に観戦に行きました)

少林寺拳法が正式種目となった最初のインターハイは、地元千葉県(成田市)が開催地という栄誉を得、高校連盟の先生方の一方ならぬご尽力で、大変盛況のうちに閉会しました

エネルギッシュな高校生拳士たちに、心から拍手を送ります

高校だけで燃え尽きないで、ぜひ明日の少林寺拳法を背負っていってください


本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『108』