報告が遅れてしまいましたが、
6月から、我孫子道院にまた新しい仲間が増えました
新入門のTクンです
Tクンは、5月の「宗道臣デー」に行った、
「少林寺拳法体験教室」
(http://ameblo.jp/shorinjikempo-abiko/entry-11854000452.html )
に参加してくれた小学生の一人
いや~、「体験教室」を開催した甲斐がありました!
「見学・体験、いつでも歓迎」と謳っていても、
武道の道場、とくに専有道場の敷居は何となく高いと思われている方も少なくないようなので、
やはり、年に1~2回ぐらいは、未経験者のための行事を企画してみるものですね
その重要性を実感しました
さて、Tクンもこうしてめでたく拳士の一員になった以上、
先輩拳士と一緒に、将来の指導者を目指してください
少林寺拳法は人づくりの道であり、リーダー育成が目的なので、
「皆さんは、将来の指導者です」
では、どうすればリーダーになれるのか?
リーダーに問われる条件は、いくつかありますが、
とくに重要なのは決断力です
その決断力は、武道の稽古で学べます
相手が殴り掛かってきたとき、蹴飛ばしてきたとき、掴みかかってきたとき、といった場面で、咄嗟に状況を判断し、その対処法を決断できなければ、身を護ることはできません
武道の稽古は、ある意味、決断の連続です
また、日常生活においても、
従来の判断基準が通用しない状況下や、根拠がかなり不十分なまま、決断を強いられたりすることは、多々ありますが、それはまさに武道的な力が試される瞬間です
つまり、修行の成果は決断力に現れるといってもいいでしょう
リーダーは、決断を遅らせてはならない……
そして、決断の最後の決め手は、本田宗一郎の言うところの「KKD」
勘、経験、度胸の三つに尽きる
とくに「勘」については、開祖も拳法教範の「修行の心得と各種の理法」の中に、
わざわざ「勘について」という項を設け、その重要性を説いておられる
開祖曰く
「勘をよくし、感度を鋭敏にするには、自ら多くの経験を積み、体験を重ねて自ら体得する以外方法がない」とのこと
つまり「経験」……
さらに「度胸」に関しては、少林寺拳法の三徳=「護身練胆、精神修養、健康増進」の「練胆」に直結しているので、修行を続けていくことで練られていくはず
というわけで、要するに肝心なことは、修行を積み重ねていくこと
Tクンも縁あって少林寺拳法に入門した以上、とにかく永続して行ってください
「継続は力なり」
ずーと続けているうちに、いつか「少林寺拳法の修行をやり続けてきた本当の理由」がわかる日がやってくる
そのとき、「ああ、少林寺拳法をやってきて本当によかった」と思えるはず!
その日まで、精進し続けることを期待します
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『103』