2月16日は、拳士会主催の「冬季雪上鍛錬日」(日帰りスキー合宿)でした
毎年恒例となったこの行事、今年も一般部7名、少年部4名の合計11人がエントリー
みんなで湯沢パークスキー場を目指しました
ところが……
ご存知の通り、14から15日にかけて、またまた関東甲信越は記録的な大雪
軒並み電車の運休、高速道路の通行止めとなり、果たして湯沢まで行けるのかというような状況に!
当日の朝、ネットで電車の運行状況を調べると、前日運休だった上越新幹線も動き出した模様
7時に地元のJR我孫子駅でみんなと待ち合わせて、とりあえず上野駅に向かいました
そして上野駅の新幹線改札口まで来てみると、
ホワイトボードに手書きで、間引き運転のため運休になった列車名が……
我々が指定席を予約していた「Maxたにがわ403」は、見事にビンゴ!!
(つまり運休)
1本前のガーラ湯沢行なら動いているということで、急遽、その電車の自由席に目標を変更
しかし、間引きされた列車の乗客が集まってきたので、デッキも通路も満杯でした
でも、何とかさほど大きく遅れることなく、現地に到着することができ、
天気は雪、そして風が少々強かったにせよ、ほぼ予定通り、ゲレンデを滑ることができました
(少しは晴れ間が見えた時間も……。ちなみにこの日、ガーラ湯沢は強風で営業中止)
けっきょく、午後4時までしっかり滑って、温泉に入り、
毎年お世話になっている「ペンション ノア」http://www1.ocn.ne.jp/~noah/ で、美味しい夕食をごちそうになってゲレンデを後に
これで、指定席を確保していた復路のMaxたにがわ84号が、定刻通り動いてくれたら、万々歳だったのですが……
越後湯沢の駅に着いた時点でわかったことは、
まず「運休ではない」(←これ大事 ネットでは日中からわりとこまめにチェックしていました)
そしてしばらくして、「少し遅れそう」
「少しとは?」
「Maxたにがわ84号は、隣のガーラ湯沢始発で、もう待機しているが、その前の新潟始発の新幹線が遅れているので、それが来てからでないと……」
「で、何分ぐらい遅れそうですか?」
「10分か、15分か……」
けっきょく、どエラく寒いホームで、約40分待たされ、身体の芯まで冷え切ってしまいました
でも、今回に関しては、無事に行けて、無事、その日中に帰京できただけで上出来です
列車の運行状況も、ネット等で調べても、結局実際に駅に足を運ばないと、実際の状況はわからないし、現場の駅員さんだって、流動的な要素が多すぎて、不確定なことしか言えないような状況だったわけですから、誰が悪いわけではありません
むしろ、情報も断片的、現場もいろいろ錯綜中、誰もベストアンサーがわからない中で、最適解を見つける作業こそ、正真正銘の武道的場面と言えるわけで、これぞまさに冬季鍛錬にふさわしい、そして「武道的スキー」じゃないか、とニヤリとしたくなりました
(身体はブルブル震えてましたが)
そんな中、最終的にはトータルで1時間遅れで帰宅できたわけですので、これはこの週末の天候を考えれば、大成功と言ってもいいでしょう
みんないい修行になったよね?
ところで、修行と言えば、今年のスキーは「中心に乗る」というのがテーマだったのですが、どれぐらい体現できたのでしょう?
「中心」といっても、単純に板の中心に乗るという話にとどまらず、
地球の中心と自分の身体の中心を結ぶ「垂軸」
身体が前傾しているような時の背骨に沿った体の中心線「体軸」
そして斜面に対する板の反力(遠心力・向心力)方向の軸「斜軸」
の3つの軸を意識して…………
(詳しくは、ベースボールマガジン社の「センター・体軸・正中線」を参照)
こちらは今後の課題ということで!?
まずは力まず、ゆるんで楽しく滑れれば、OKです
懲りずにまた来年も行きましょう
◆オマケ◆
越後湯沢駅といえば、こちらの酒行も
越後の銘酒がワンコインで試飲できる「ポン酒館」
今年は大学生拳士2名が、ここのデビューを果たしました
安くて、まずい酒を飲んで、「日本酒なんて……」といった評価しちゃダメだよ~
こういうところで、ホンモノに触れることが大事なんです
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『106』