稽古納めと入門式 | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

2012年の我孫子道院の稽古は、12月28日で終了しました

今年も大過なく過ごせたことを感謝します


それに先立ち、12月22日に今年最後の入門式と稽古納め、作務祭り(大掃除)、納会を執り行いました



身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

入門式に臨んだ、10月、11月に入門した3名の少年拳士

(12月に入門したS兄弟は、都合により参加できず 入門式は次回までお預け!?)


入門者代表を務めた小学3年生のS君は、振り仮名を振ってあげたとはいえ、「誓願文」を立派に読み上げてくれました!


この後、ちょっとしたアクシデントがあったのですが、

一般部の拳士たちが率先し、落ち着いて対処してくれたので、

少年部の拳士たちも、あわてず騒がず待機し続け、きちんと入門式を済ませることができました


日ごろから、武道・武術の修行で身につける、本当の強さは、

とっさのときの対応力に現れる

と教えてきましたが、

その修行の成果が、見事に体現された一幕でした


拳士各位の今年一年の成長・上達具合が目の当たりにできたという意味でも、非常に素晴らしい入門式だったと思います


そして、入門式の後は、2012年の稽古納め

基本、運歩法、資格別法形修練を行った後、最後に全拳士に、自分の好きな技法、お気に入りの法形を紹介してもらいました



身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

(お気に入りの技法を紹介中の一般部の級拳士 法形は流水蹴のように見えるが、たしか内受蹴のだったはず?)


あくまで、好きな技であって、得意な技、上手い技というわけではないのがミソ


少林寺拳法には、剛法、柔法、整法の三法合わせて、二十五系六百数十の技法が伝承されているといわれている

学ぶ技法は、資格ごとに細かく指定されているので、自分の資格より上級の科目は修行することが許されていないが、部内で見ること自体は問題ないので、上級者の法形を見て、「●級、●段になったら、あんな法形を学べるんだ」とか、「自分もあの技は好きだな~」などと、それぞれ心に思い描き、さらに、自分自身が好きな技、お気に入りの法形をピックアップすることで、少林寺拳法の魅力を再認識する場にしたい、というのが狙いです


今年は、その趣旨をきちんと理解してくれた拳士が多く、カッコいいところを見せようというより、比較的チャレンジングな技法を紹介してくれるケースが目立ちました


みんなの少林寺拳法への思いの深さもよくわかり、とっても稽古納めらしくなりました


そのあとは、1年間の感謝をこめて、専有道場の大掃除

拳士総出で約2時間、普段なかなか手の行き届かないところまで掃除をして、ピッカピカに……


夜はそのピッカピカになった道場で、みんなで「塩ちゃんこ」を囲んで、楽しい納会


少年部拳士の保護者の方々にもお手伝いや、たくさんお差し入れをいただき(感謝! 合掌)、

保護者の方を交え、総勢50名弱で、ワイワイとかなりにぎやかに!


なんだかんだで、今年もいい一年だったと思います


いい環境、いい門下生に恵まれている法縁に感謝!!


本ブログの訪問者を含め、法縁のあったすべての皆さんに厚く御礼申し上げます

一年間、ありがとうございました!!




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(稽古納めに参座した拳士たちの集合写真)



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大掃除の最中、道場から見えた手賀沼と夕日

2012年が無事に暮れていくことに感謝


来年も、拳士と法縁各位にとっていい年でありますように……



本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『105』