11月に入り、「立冬」も過ぎましたが、
今月も我孫子道院は新しい仲間を迎え入れることができ、活気づいております
今月入門してくれたのは、小学校1年生のY君
10月に数回体験入門ということで参座して、最後は自分の意志で入門を決心してくれました
話によると、自分の意志で「これをやりたい」とやる気になったのは、少林寺拳法が初めてとのこと
まだ小学1年生なので、これからやりたいこともたくさん見つかるとは思いますが、
Y君が最初に選んだ少林寺拳法ですので、その決心が間違っていなかった、と思ってもらえるように、しっかり指導していきたいと思います
開祖は我々指導者に
「少なくとも新入門(白帯)から色帯になるまではくらいは、幹部拳士ではなく道院長が必ず自分で教えなさい。そういう中で、本当の師弟愛というか、愛情が根ざす。実際に顔を合わせ、手を握り合って教えた結果信頼感が生まれる」と訓えています
ワタシも普段からそれを肝に銘じて指導してきたつもりですが、
現在、少年部の白帯は10名近くいるので、一人ひとり、マンツーマンで指導してあげられる時間は限られています
白帯だけでなく、黄色帯や緑帯、茶帯の拳士たちの指導もおろそかにはしたくありませんし……
そういう意味でワタシの指導法も、質を落とさず、密度を濃くすべく、改良を加えている最中で、現在奮闘中といったところ
でも、やりはじめると、技の研究と同じぐらい、指導法の研究も面白いですし(とくに「八方目」が鍛えられます!?)、いまさらながら「教えることは、学ぶこと」であることを実感しております
また、拳士たちも参座人数が少ない日より、参座人数が多い日の方が、密度の濃い稽古をやっているように思えます
人が多いとそれだけで活気が出て、道場の「意場」や「気場」が高まり、各自のモチベーションが上がって、自然に切磋琢磨されるようになるのでしょう
「組手主体」の少林寺拳法においては、ペアを組む拳士は、上達のためのかけがえのないパートナー
少林寺拳法の修練において、自分の前に立つ人は、「倒すべき敵」ではなく、上達のコツを教えてくれる、大切な仲間です
したがって、そんな仲間はより多く、より多彩であるほうが望ましく、
また別の言い方をするなら(少林寺拳法では)、上達するということは、すなわち仲間を大切にすることでもあるわけです
というわけで、新しい拳士が増えると、道院長(ワタシ)はエライ思いをしますが(!?)、みんなはより上達するし、ワタシも含め、全拳士が楽しくなるので、新入門者は大歓迎
じつは今日も親子3名が見学+体験入門に来てくれました
彼らも入門してくれたら、もっと道場が楽しくなって、質の高い道場になってくると思うのですが……
(こればっかりは、入門願書が提出されるまでわかりません)
そんな中で、本日はこの7月に入門した小学校3年生(2名)の八級の昇級考試も実施しました
二人とも、試験に向けて一所懸命稽古していたので、本番は少々緊張している様子でしたが、十分合格レベルに達していて、見事に合格
晴れて白帯を卒業し、色帯(8~7級は黄色帯)の仲間入りを果たしました
(おめでとう!!)
いつも言っていることだけど、少林寺拳法には上下関係はありません
同じ道の前を歩いている人と、後ろを歩いている人がいるだけで、段位や級位は上下関係を表しているのではなく、前後関係だと思ってください
今日、合格したO君とH君も、より力強く前に進みつつ、後進にも気を配り、ときに手を貸しながら、次のステップを目指しましょう
他の白帯拳士も、彼らに続いてね~
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『103』