今月6人目の新入門者 | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

毎日本当に暑い日が続いております


皆さまに、暑中お見舞い申し上げます


そんな猛暑の中、今月6人目の新入門者が誕生しました


今週から我孫子道院の拳士に加わってくれたのは、保育園の年中さんのN君

もちろん、最年少の拳士です

我孫子道院の少年部は小学生以上が原則ですが、親御さんが同時に入門し、一緒に稽古に参加する場合に限り、未就学児でも受け入れます

N君はまさにこのケースで、お母さんと一緒に通ってきて、お母さんが一緒に修練に参加してくれています

ワタシも四歳の子供に指導をするのは初めてですので、いろいろ手探りな部分はあるとは思いますが、

入門した以上は、まず拳士として「ずるいこと」「汚いこと」、そして「卑怯」を憎み、許さないという精神をきちんと身につけてもらいたいと思います


「汚くても勝てばいい」、こんな考えを持つ人間がいる限り、いじめのようなものはなくなりません


「少林寺拳法はね、汚くても勝てばいいんじゃないのである。美しいというのがひとつの条件である。強いだけじゃいけない、美しさがほしい。強いけど優しさがほしい」

と開祖がおっしゃっているとおり、強さと優しさと賢さを兼ね備えた拳士になることを目指してください


それから我孫子道院では、「無理、できない」と「頑張る」は禁句です

何ごとも「やる」から「できる」のであって、「やる」前から「無理」「できない」というのは、子供であっても、いや子供だからこそNGです


また「頑張る」は、「頑なに張る」=「緊張して筋肉を固める」ことなので、緊急事態に「平常身」と「平常心」を目指す武道の修行の真逆になる

ゆえに「頑張る」は禁句です


というわけで、幼いN君が一つひとつの技法を体得体解していくには、おそらく長い時間がかかるでしょうが、「頑張らず」に、まずは道場に来ること自体を楽しんで、永続して修行に取り組んでください


少林寺拳法では、入門したその日が指導者への第一歩であり、N君も立派な明日の指導者なのですから


大いに期待しております

これからどうぞよろしくね


身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『102』