ワタシのマイカー、いや「愛カー」、ユーノス・ロードスターの走行距離が、めでたく10万kmに到達した
平成元年(1989年)式の初期型モデルなので、もう22年も走り続けてきたことになるが、まだまだ元気!!
その年式の割りには、走行距離が伸びていないのは、セカンドカーだからというのもあるが、二人乗りなので、家族みんなで出かけるとなると、お留守番にならざるを得ないから……
でも子供たちもロードスターが大好きだし、保育園のお迎えに幌を開けて、オープンで乗りつけた日には、ちょっとしたヒーローになれます(笑)
(サービスで、リトラクタブルライトを上げ下げすると、オーディエンスがもっとヒートアップしてくれます)
よく「子供のために」といって、ミニバンをお買い上げになるお父さん、お母さんがいらっしゃいますが、本当に「子供のために」というのなら、ミニバンよりもオープンカーを買った方がいいのでは……
(いや、ウチも実家にはオデッセイがあるので、ミニバンの利便性は否定しません。ワタシのいいたいのは「大人の事情」でミニバンを買うことに異議はありませんが、「子供をダシ」にするのはいささか野暮ではないかということです)
それはともかく、
2002年から新規登録から13年経過したガソリン車は、自動車税が約10%も加算されることをご存知だろうか
これはエコカー減税の代償で、いわゆる「自動車税のグリーン化」という特別措置だ
あの~
エコカーを減税するのはかまいませんが、年式の古いクルマを増税し、廃棄処分(買い替え促進)を促すことの、どこがエコなのでしょうか?????
本件に関しては、まったく納得がいかないので、県の自動車税事務所から、国交省まで、関係省庁に片っ端から抗議と説明を求めてきましたが、さんざんタライまわしにされた挙句、納得できる答えは得られませんでした(怒)
V8 5000ccのレクサスLSハイブリッドをはじめ、エスティマハイブリッド、ハリヤーハイブリッド、クラウンハイブリッドなどが、エコカー減税の減税率100%で販売され、たったの1600cc(自然吸気)、車重1トン未満のロードスターが、10%の増税なんて、出来損ないのジョーク以外のないモノでもない!
その地球に優しい、レクサスLSやエスティマの平均乗車人数って何人なんでしょう?
ワタシが見かけるクルマは、運転席以外に人が乗っているクルマはほとんどありません
(だったら二人乗りのロードスターで十分)
クルマって、廃棄されると一部はリサイクルされるにしても、基本的に1トン近いゴミになるわけですよ
だったら、いいモノを長く使う
これに勝るエコはないはず
世界初の量産ハイブリッド車 初代プリウス(1997~2003年)は累計で12万台も売れたそうですが、いま街中で見かけることはあるでしょうか?
ないですよね あれはどこにいったのでしょう?
中古車になって、途上国に流れていったということもないようですし、ほとんど全部スクラップに……
そんなクルマのどこがエコ?
エコカーでもっとも重要なのは、「みんなに愛されるクルマであること」この一点に尽きると思う
(逆説的に、みんなが乗るのが嫌になるようなクルマが流通すれば、クルマ嫌いが増えて、エコになるとも考えられるが、嫌われるクルマは普及しないので、やっぱりエコにはつながらない)
その点、ポルシェの911シリーズなどは、生産されたクルマの8割が廃車にならずに生き残っているといわれるので、エコカーとしても最優秀!!
ロードスターも、誰が乗っても、気持ちよく、乗って楽しいクルマなので、今でも愛し続けられている
(子供が好きなのもその証拠 子供はウソをつきません!?)
そういう意味で、エコってやっぱり独りよがりのエコではダメ
それではエコではなく「エゴ」に過ぎない
もうひとつ言わせてもらうと、エコランに有効と奨励されているいわゆる「ふんわりアクセル」も、典型的なエセエコ=「エゴ」だろう
燃費の一番の大敵は渋滞!
同じ距離を走るならできるだけスムーズに走った方が、地球に優しい
信号が変わって、ノロノロ発進し、その挙句次の信号でまた止まるぐらいなら、素早く加速して、ひとつでも赤信号で止まる信号を減らした方が、地球にもずっと優しい
「いや~、ワタシのはアイドルストップ機能がついているから」と、言い訳する御仁がいるが、
それはあまりにも小乗(仏教)的というもの
日本においては、「クルマは市街地を走る時、47%も止まった状態」というデータもあるが、これは「エゴ」で、「ヘボ」なドライバーが増えるともっと悪くなる
(あくまでワタシの経験的な主観だが、休日の高速道路などでは、全走行車両におけるハイブリッド車などのエコカー率が高い区間ほど、流れが悪い傾向がたしかにある)
そもそも、普通に走っても、燃費がいいのがエコカーのメリットであるはずなので、周囲の流れよりも遅いペースに落として、燃費を優先するのは勘弁してもらいたい
(逆に、えらくかっ飛ばしていくエコカーも、ごく稀に見かけるが……)
燃費の数字に一喜一憂したい人は、交通量の少ない道で、他人に迷惑をかけずに、エコランを楽しんでほしい!?
周囲にクルマがいるときは、
エコランにおいても「半ばは自己の幸せを 半ばは他人の幸せを」の精神と、八方目で安全運転を!
これが拳士のカーライフではないだろうか
ライフスタイルに合った、飽きないクルマを選んで、長く乗り続け、自他共にできるだけスムーズに走れる大所高所に立った、大乗仏教的なドライビングで、温暖化に歯止めをかけ、節電の夏を乗り切ろうではありませんか
「エゴ」ランから、真の「エコラン」へ、「エボ」リューションしましょう!!
10万km記念(?)で、ちょうどヘッドライトの球が切れました
スペアを用意しておいたので、DIYでちょこちょこっと交換
平成以降に生産されたクルマなら、簡単なメンテナンスで、良好なコンディションを保てるはず
「もったいない」の精神で、モノを大切にする心を子供たちに伝えていきましょう
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『107』