先賢、先達、法縁有志各位にご報告申し上げます
ワタクシ=「上虚下実」、このたびの道院長研修会における特別昇格考試の受験が許され、このたび師家より「准範士」位の允可 をいただきました
「えっ、上虚下実が准範士」と、
「?」や「!」が頭に浮かばれた方もおられるでしょうが、どうかご安心ください
おそらくそうした方が大半でしょうし、何より他ならぬワタシ自身がそう思っておりますので……
いや、けっして謙遜でいっているわけではないのです
20代の頃、どっぷりと浸かっていた「レーシング」の世界で、「謙遜なんて、百害あって一利なし!」と骨の髄まで叩き込まれたワタシですので、いまさら謙遜の美徳など……
一方、これでも自称ジャーナリストの端くれですので、いわゆる自分の実力も、過大評価しているつもりはありません!
ただ、少林寺拳法の武階(いわゆる段位)や法階(今回の准範士)は、自分ひとりの力でいただくものではなく、いろいろと目をかけてくださる先達、心強い法縁有志、愛弟子たち、そしてワタシの修行生活をいつも支えてくれている(お目こぼし?)家族のおかげで、その段階にたどり着けるものなので、
本山の審査によって、ワタシの修行実績が、受験資格に達しているとの結果が出たのなら、ワタシの一存で受験の是非を判断できるものではないと心得、このたび特別昇格考試に臨んだ次第であります
とはいえ、允可されてはじめて実感しましたが、やはり「範士」号は予想以上に重たいものです
「大拳士六段」から「准範士六段」への昇格ですので、武階(段位)が変わるわけではないのですが、なにせ「拳士」→「範士」ですから……
「範士」の「範」は模範の「範」
ワタシのどこが、他人の模範に???というのがいつわざる気持ちですが、
少なくとも、「世の中には、ああいうヤツも一人や二人ぐらいはいたほうがいいんだよ」といってもらえる人間にはなれたと考え、それを「一人や二人」ではなく、「もう少し多数いたほうがいい」といってもらえる存在を目指して精進していくつもりです
「少林寺拳法の目的は、人材の育成ですが、それはただ優秀というんではなく、人としてのよさ、この人とは共に何かをしたいと感じさせる、私が育てたいと願うのはそういう人なのです」(開祖法話より)
「道」は果てしなく遠いにせよ、早く允可された資格にふさわしい指導者になれるよう、自己研鑽に励みます
<允可状授与式>
↑師家と対面礼をしているワタシ
↑師家から直接允可状を拝受する瞬間
壇上、左から三番目がワタシ
その隣(左から四番目)が、盟友の千葉M道院のS先生
(このS先生が大モノで、ちょっとしたハプニングを…… でもS先生の名誉のためにナイショです)
今回は、開祖生誕100年記念ということで、准範士以上の合格者には、特製の額縁まで下賜されました!
師家からは
「皆さんが、開祖生誕100年の年、そして東日本大震災の年に、(准範士の)允可を受けるのは、けっして偶然ではなく、何らかの必然があったからだと思います。その意義をご自身で考え、活かしてください」というお言葉を頂戴しました
これからが、本番、正念場だと心得ます!
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『108』