初雪に思う 指導者のあり方 | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

16日の日曜日 千葉県北西部は初雪だった

(このエリアでも我が我孫子市は一番多く雪が降ったようだ)


普段雪が降らない関東地方の平野では、少しでも雪が残ると大変なので、日曜日はご近所総出で、自宅前の道路の雪かきをおこなった

おかげで、翌日の月曜日になっても、北側の日陰の道もほとんど凍結することがなかったのだが、ある特定の道路だけは、見事に全面凍結のままだった……


その特定の道とは、アパートの前の道

我が家の周辺は、ほとんどが一戸建ての住宅街なのだが、稀にアパートも建っていて、そのアパートの北側の道だけは前日に雪かきをした形跡がなく、ツルンツルンのままだったのだ


これをどう見るか

ひとつにはアパートの収納スペースは限られているので、そこの住人の皆さんが、スコップなどの除雪道具をお持ちでないということは考えられる


だが、集合住宅の場合は、「誰がやるのか」という部分があいまいで、けっきょく誰もやらなかったので、雪が残ってしまった可能性も無きにしも非ずといえるのではなかろうか


雪かきは凍ってしまってからは厄介なので、できれば先送りにしない方がいい

しかも凍結すると自他共に危険が増してしまうのは、ちょっと考えればわかるはず


雪が積もったのは誰のせいでもないし、雪かきをする義務など、誰にもないかもしれないが、誰かがやらないと誰もが困る


少林寺拳法が育てたい真のリーダー、指導者というのは、そうした誰かがやらなければならないことを、率先しておこなえる人だとワタシは思う

「誰かがやってくれるだろう」という気持ちでは、世の中はちっともよくならない

まず自ら行動し、必要なら賛同者を募る

それが開祖の目指した人づくりによる国づくりの道ではなかろうか


一人ひとりがやれることからやっていく

それが理想境建設の第一歩


拳禅一如に力愛不二 拳士が問われているのは、いつも「行動」だということを肝に銘じておきたい



身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

日曜日の朝の我が家の周辺

正直に告白すると、この日ワタシは武専に出かけ、自宅前の雪かきは連れ合いがやってくれました(ワタシは指導者失格だ~ 反省)

連れ合いはお隣の一人暮らしの高齢者の自宅前+その隣の家の玄関前まで、ひとりで雪かきしてくれたそうです(頭が下がります)

オマケに上記の写真も、連れ合いから拝借しました……


本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『99』

(自戒の減点分があったので……)