昨日は、いつもお世話になっている、
市川若宮道院の30周年記念祝賀会にお邪魔してまいりました
結婚式場(?)のバンケットルームでおこなわれたその祝賀会は、
鎮魂行からはじまって(!)、子供たちの寸劇あり、学科の手作り紙芝居あり、
未就学児から、小学生、大学生、一般、幹部拳士の演武発表あり、
さらには古谷道院長と70歳で准拳士初段を允可された拳士による、見事な演武まで披露された
どの拳士も、真剣であると同時にいかにも楽しそうに演武に取り組んでいて、かの羅漢練拳図の世界を再現しているかのようでした
このアットホームな雰囲気は、まさに市川若宮道院ならではのものでしょう
(古谷先生のご指導が、まさに「人づくりの行」として開花結実している様子を、肌で感じることができました)
ご祝辞を述べられた先生方も、さすがに心得たもので、
堅苦しくなく、ユーモアを交えながら、実のあるスピーチをされ、盛大な拍手がおきていました
そうしたなかで一番印象に残ったのは、当日の主役である古谷先生のご挨拶
「30年間道院をやってこれたのは、少林寺拳法が好きだから。損得を抜きに、このすばらしい教えと技法を伝えていきたかったから」とのこと
シンプルなだけに、なかなかこう言い切れる人はいないだろう
古谷先生は、先日ちょうど還暦を迎えられたばかりなので、まさに半生を少林寺拳法にささげてきたということになる
だから同じことを言ったとしても、重みが違う
(古谷先生の魅力は、本部道院仕込みの確かな技法もさることながら、こうしたある種、達観されているところにある。それが多くの後進拳士に慕われる要因だとワタシは考えているのだが……)
少林寺拳法の修行の心得の最後(八番目)に、「永続して行なうこと」というのがあるが、これが一番肝心で、一番困難なことかもしれない。
教範に「根気と努力のみが、凡人を非凡にする唯一の道」(修行の心得 その5 数をかけること)とあるが、
ワタシも古谷先生を見習って、この先、10年、20年と修行を続けていきたい
いずれは、「上達した人」「ある領域・境地に達した人」、つまり「達人」になることを夢みて……
何はともあれ、古谷先生と市川若宮道院の拳士、ならびに関係者の皆様、30周年本当におめでとうございました
これからもよろしくお願いいたします
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『100』