設定方法不明の中古バーコードリーダーを、なんとか使えるようにしたいと作ったバッチファイルの、その後です。
前回の記事
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約1週間、実際に使っていますが、以前は使いにくくてしかたがなかったそのバーコードリーダーでの読み取り作業が、普通にスムーズにできるようになりました。
なんといっても、やはり、読み込んだバーコードの値(伝票番号)を、クリップボードに渡して終わるようにした点が良かったです。
一度バーコードにかざすだけで、あとは読み取る必要がなく、クリップボードで何度もペーストできるで慣れると非常に便利です。
ひとつの注文処理をしている間、同じ伝票番号を保持してくれているので助かります。
ただ、作業の途中で、ほかのコピペ作業を行うと、当たり前ですがクリップボードの中身が変わってしまうため、せっかく保持していた伝票番号が消えてしまうのが非常に残念、惜しいところです。
クリップボードに取り込んだ番号は“現在作業をしている伝票番号”というニュアンスになったので、作業中はずっと消えずに保持してくれて、次の伝票番号を読み込んだ時に、新しい伝票番号に切り替わっていく…というような仕組みになれば、さらに良いのに…。
ということで、バッチファイルの動作を次のように改良しました。
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読み取ったバーコードの値が伝票番号だった場合は、
(1)クリップボードにコピーするだけでなく、
(2)指定のテキストファイルに上書きで保存して
終わる、というようにしてみました。
そうして、バッチファイルの最初の処理で、そのテキストファイルがあれば、保存されていた伝票番号を読み込んであらかじめクリップボードに貼り付ける。
つまり「作業中だった伝票番号が復帰する」状態になるようにしました。
このような入力画面になりました。
常に最新の「作業中の伝票番号」が表示されて、その伝票番号を認識した時刻(ファイル更新の時刻)も表示されるようにしています。
こうしておくと、常に手もとの伝票と画面の伝票番号が比較でき、また時間的な感覚もわかるので、勘違いや番号の取り扱いミス防止にもなります。
これで、途中で何か別のコピペ作業をしても、バッチファイルのアイコンをクリックするだけで最新の伝票番号がさっと復帰するので、バーコードリーダーで再度読み込む必要もなくなり、ホント便利です。
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それからもう一点、改良したことがあります。
バコードリーダーで良くありがちな、全角モードのままで読み取ってしまった問題です。入力された値が全角文字で現れたので、あわてて入力モードを変えたという経験はよくあると思います。
バーコードリーダーによっては、パソコンが全角入力のときでも英数データを半角で入力してくれたりする物もあるようですが、今回使っているバーコードリーダーは、何しろマニュアルがないため、そうした設定も不明。期待できません。
なので、今回のバッチファイルの中に、全角英数字を半角に変換する処理を付け加えました。
全角文字に対応する半角文字を並べて原始的に置き換え処理しているだけです。
こんな感じに変換されます。
WA281388642JP
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WA281388642JP
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195435831495
読み取った文字列データーの中に全角英数字があれば、すべて半角に置き換えるようにしたので、入力モードを気にすることなくバーコードリーダーを気軽に使うことができるようになりました。
これもなかなか便利です。
(^_^)v