スコッチと球磨焼酎。伝統を守る酒造り人から、同じ言葉… | お酒、グルメ、ときどき健康と雑学

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ウイスキー造りには、ミドルカットといわれる工程があります。

蒸留釜(ポットスティル)から長いパイプを伝って、冷えて液体(まだウイスキーとは呼べないので、スピリッツ)となって出てくるを、じっと見ていて、
今だッ!
と見極めた瞬間、切り替え可能なパイプの先を、貯めるべき位置に動かします。

NHK『現代のマッサンたち ~ 知られざるウイスキーの世界』という番組で取材した、スコッチウイスキーの”伝説の男”ジム マッキュワンが、ブルックラディ蒸留所でそのミドルカットの様子をTVの前に見せてくれましたが、画面を通してみる限り、
どこがちゃうの? 
と首をかしげるしかありません。


(*ガラスケースの中に、スピリッツが出てくるパイプがあり、ミドルカットの瞬間を見極めています。)

マッキュワンが、グラスに入った2つの液体をカメラに見せてくれました。

どちらも濁りもない無色透明で、別のものとは思えませんが、
水を入れると、片方は薄い青色に濁ります。

これがミドルカット前のスピリッツで、脂分や不純物が多く、この部分が混じるとウイスキーのできが悪くなってしまうので、使えないといいます。

マッキュワンによると、ミドルカットした部分は、
フルーティで、花のような香りを持ち、透明感がある。
ミドルカットする前と後では、味と香りが劇的に変化するということでした。

一般的な蒸留所では、数値化してミドルカットをしているようですが、
マッキュワンは、ハイテクや数字に頼ることなく、自らの感覚でウイスキーと向き合う。

『現代のマッサンたち 』の番組の中で、マッキュワンのウイスキー造りに対する番組のコメントです。

― 味と伝統を守り抜く。
それをマッキュワンは貫いているようです。

マッキュワンはいいます。

ウイスキーは子供のようなもの。育てなければならない。
8時間かける仕込みのたびに、新たな子供を世に出し、偉大なる母(樽)に託す。
子供がよき母とともにいれば、将来は保証されたようなもの。

 

 

― 酒造りと子育て ―

そういえば、伝統的な常圧焼酎にこだわる球磨焼酎の女性杜氏が、奇しくもおなじことをいっていました。

”酒造りは子育てと同じ”という球磨焼酎の女性杜氏

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