明治の地ビール造り。越えられない難問で、とん挫。 | お酒、グルメ、ときどき健康と雑学

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日本で一番飲まれているアルコール飲料は、ダントツでビールです。

税法上、スピリッツ扱いですが、第三のビールなどを含め、ビール系が半分以上を占めます。

それだけ売れるということは、新商品もどんどん発表され、CMも盛んに作られることになります。

日本に住んでいる外国人は、日本のお酒のCMの多さに、驚かされるといいます。

欧米では、規制されているので、飲酒をすすめるようなものは、公共の場では流せないからだそうです。

日本にもそれなりの規制はあるのですが、かなりゆる~いので、お酒CM天国になっているわけです。

規制がゆるいということは、お酒を過剰に飲んで、社会不安を起こすような人が少ないということと、
民族性や国民性の違いということなのかもしれませんが、
まァ、田舎の酒好きジジイが偉そうなことをいったところで、何も始まらないし、終わりもしませんが。

ビールのCMで、最近流されるようになったのは、大手メーカーのクラフトビールで、
見るにつけ、やはりクラフトビールのブームがきているのかと感じられます。

 

 

 

 

 

 

 

明治期にも、当時はクラフトビールという言葉はなかったので、地ビールのブームがあったそうです。

NHKBSの『コウケンテツの日本の100年ゴハン紀行』という番組で訪ねた福生の老舗酒蔵には、
明治20年にビールを造っていた時の麦汁の煮釜が、蔵の一隅に残っていました。

18代目となる当主が語ってくれたところによると、
銘水として知られる福生の水を使って、現在の1億円近い資金をかけてビール造りを始めたそうです。

ところが、わずか3年で撤退してしまったといいます。

当時は王冠を締める技術が十分でなく、運搬中に、次々と吹き出してしまったからだそうです。

準備に1年、醸造したのが1年、後かたずけに1年、足掛け3年で、
1億円はビールの泡とともに、消えてしまいました。

屋敷内には井戸が6つあり、銘水は今も豊富に流れています。

この銘水を使って再びビールを造る、明治の雪辱を晴らそうという意思が働いたのかどうかはわかりませんが、
明治復刻ビールのキャッチコピーで、クラフトビールを造りました。

こだわりは3つ。

・ろ過をしない
・火入れをしない
・ホップをきかせる

醸造責任者は、365日、自ら糖度をチェック、
手作りだからできる繊細な味と香りにこだわったビール造りをしているといいます。

 

 

 

 

 



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