蜂蜜酒造りに夢を抱いたロシア人女性は、大学を中退し、
会社勤めをします。
そこでは、お酒を造る側ではなく、売る側になりました。
しかし、忙しい仕事にストレスがたまり、
鬱憤を晴らすために居酒屋で一人くだをまき、
カウンターに突っ伏して、
チクショー、コノヤローッと声を発していたといいます。
そんな彼女を見ていた男性がいました。
「こんなマンガみたいな飲み方をする奴は、面白い。」
マスターがキューピットととなって、
二人は結ばれたそうです。
女性は、男性の抱擁力が魅力だったといいます。
子供もでき、落ち着いてくると、
旦那さんが聞いてきました。
― 家がいい? 酒蔵がいい?
答えに迷いはありませんでした。
それにしても、伴侶の夢も大切にしてくれる、理解のある主人です。
いよいよ念願の蜂蜜酒(ミード)造りが始まります。
選んだ場所は、埼玉県の秩父、小鹿野町です。
秩父は、まさに酒処。
今まで紹介したのが、
「行列のできる酒蔵の、行列のできる理由。」
「3.6万人の町に、3軒の酒蔵」
「六角精児、ジャパニーズクラフトウイスキーの聖地、秩父蒸留所へ」
「お酒大国埼玉の秩父は、ワイン造りも盛んだった。」
日本酒、ワイン、ウイスキーとなんでもあります。
こんど、そこに蜂蜜酒が加わるわけです。
おすすめアイテム