以前投稿した「酒と人類/NHKスペシャルが明かす、人類はいかにして呑兵衛になったか」に、
人類が最初に造った酒は蜂蜜酒(ミード)だという説を紹介しました。
物の本によると、ワインよりも古いといわれるそうです。
なんと、
それを日本で造ろうというロシア人女性がいます。
ロシア人といっても、日本人と結婚しているし、
4歳から日本に住んでいたといいますから、日本語はネイティブですし、
酔っぱらうと(酔わなくても)おもろい酒好きの日本のおっさんみたいな人です。
おっさんといっては失礼で、
まだアラサーです。
その女性が、秩父の山奥の小さな町で、
蜂蜜酒造りを始めたということが、
BSテレ東の「ワタシが日本に住む理由」という番組で紹介されました。
番組では、
彼女がいかに酒好きかということを丹念に追っていますが、
その酒好き女子が、
小さいころ育った福島県の会津で出会ったのが、
地元の酒蔵が造っていた蜂蜜酒です。
父の仕事の関係で、日本のいろいろなところに住みましたが、
学生だった24歳の時、会津酒蔵巡り旅行をしたといいます。
そのとき泊まった旅館で、一枚のポスターを目にしました。
会津の酒蔵が造る蜂蜜酒のポスターです。
ハリーポッターや神話に蜂蜜酒が出てくるので、
知ってはいたのですが、もちろん飲んだことはなかったそうです。
女将に聞くと、「旅は道連れ」といって、
すぐに蔵元につれて行ってくれたといいます。
ちょっと使い方が違う気がしないでもありませんが、
考えてみれば酒蔵巡りの旅です。
酒蔵への道連れであれば、うなずけます。
そこで生まれて初めて口にした蜂蜜酒、そのうまさに、
“何だこりゃァ。うめえぞっ。”と驚いたといいます。
りっぱに、オッサンです。
その時、一気に、これだッとなって、
その瞬間から、蜂蜜酒造りが夢になったといいます。
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