「情報格差の根源」シニア向けにタブレットを3年間販売して分かってきた3つの本質 | あなたの人生を3倍豊かにするデジタルライフコンサルティング・サポート イクスフィアBlog

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僕が岐阜に来てから、ほぼ3年経ちます。

この間は主にシニア向けにタブレットを販売・サポートを行っていました。

 

シニアの方は情報機器やインターネット等の教養が少なく、教える人も周りにおらず、本当に孤立して困っている方が殆どでした。

 

タブレットの電源の入れ方すら分からない状態から、今では「無いと困る」と言って、子供を抱くように肌身離さず、枕元において寝るくらいまで愛着が湧いた方、逆に放置してホコリをかぶっている方もおられます。

 

2~3年前に同じ機種を販売した方々にに知識や情報の格差が生まれてくるのは何故なのか?

その本質がだいたい分かってきました。

 

1,レッスン料が格安でも情報格差は縮まらない

 

僕のレッスンやタブレットは、出張込みで一時間1000円でさせて頂いております。

この料金では正直赤字なのですが、シニアの方はこの料金ですら「高い」と仰る方がおられます。

そのような方は、僕からタブレットを購入した後、それっきりで終わります。

 

金のかかるレッスンやサポートはいらない。自分で全てやる。という方ですね。

そして困ったことや分からない箇所があると、知り合いの機械に詳しそうな人を捕まえて、あれこれ聞きまくります。もちろん、お礼は無しで。

このパターンの人は、僕が活動してきた3年間で大体10人くらいいました。

 

 

2,情報格差は心のゆとりの格差である

 

タブレットやスマホ等は、正直いってシニアの残りの人生に必ず必要という物ではありません。

使いこなせれば今よりも便利で豊かになる、という程度の物です。

 

中には必要に迫られて購入する方もいますが、殆どの方は必要に迫られることはありません。

 

このような状況の下、「タブレットを勉強しよう」と思うのは、やはり「心のゆとり」が無いとそう思うことはありません。

日々の生活に追われ、金銭的に貧しいと、このゆとりは生まれにくいと感じます。

 

情報強者になっていくシニアは、この心のゆとりがあって向上心があり

 

「もっと便利に使いこなすにはどうしたらいいだろう?」

「知り合いと一緒に出来たらどんなに楽しいだろう?」

「あんな事やこんな事に使えたら便利かもしれない」

 

と、僕の知らない間に熱心に勉強しています。

 

3,身近に詳しい友人知人が居る人ほど格差大

 

これは僕が一番勘違いしていたことです。

身の回りに詳しい家族や友人知人が居る人ほど情報には強くなる・・・そう思っていました。

 

しかしこれは僕の完全な勘違いでした。

 

3年の間、単身のシニアの方や、子供夫婦や孫と住んでいるシニア等、色々な方と接する機会がありましたが、身近に詳しい人が居る人ほど、本人の情報教養が少ないということに気付きました。

 

この原因については、身近に詳しい人が居る安心感から来る、自己鍛錬意識の欠如、それから何か問題が発生したときに自分で対処せず、すべて詳しい人に丸投げしてしまう事から、問題解決能力の欠如などが見られます。

 

このことから

 

「身近に詳しい人が居る人は何でもやってくれるが、教えてはくれない」

 

という状況が発生し、自分のどの操作が問題だったのか等を改めて考えたり対処する必要が無く、問題を対処した人も原因再発防止まで教えないのでしょう。

詳しい人が周りに居るから情報に強くなると思っていましたが、全く逆でした。

 

シニアの情報格差を縮めるにはどうしたらよいか?

 

僕が3年間を通してシニアの情報格差について分かったことは、「情報格差はその人の意思の問題である」という事です。

 

つまり、お金があろうが無かろうが、詳しい人が周りに居ようが居まいが、「本人が情報端末を使いこなして便利に暮らしたい」と思わなければ格差は縮まらない、ということです。

 

「お金が無いからタブレットやスマートフォンは買えない。」

「教えてくれる人が居ないから使いこなせない。」

「もう歳だから新しい物にはついて行けない。」

「個人情報が漏れたら怖いから、やりたくない。」

 

色々な意見を聞いてきました。

しかし、この言葉の裏はすべて「私は情報弱者でいい」という諦めが感じます。

 

僕がどんなにすくい上げようと努力しても、本人の意思までは変えることは出来ませんでした。

僕が出来ることは、シニアの何割かに存在する、向上心のある人にレッスンとサポートを提供し、成長して頂くことぐらいです。

 

ただ、このままだと情報格差はどんどん開いていくでしょうね。
情報格差を縮めるというミッションは、諦めたわけではありません。今後も続けていきます。

 

今回の震災で情報機器が救助活動に大きく活用されたことがテレビ等で大々的に取り上げてくれれば、シニアの方も少しは興味が湧くかもしれません。