C.A.T. Versatile-8 ARのシリンダーヘッド側にダンパー(緩衝材)を取り付けしました
撃ってると結構気になる衝撃音ですよね
前記事↓
それでは本題に入りたいと思います
アッパーレシーバー内部のピストンメカボックス
従来の一体型では無くピストン側、ギヤ側が分割方式になっているのはとても良いアイデアだと感心します
なるほどいとも簡単にアッパーレシーバーから抜き出す事が出来ます
電動ガン初心者でもメンテしやすい安心設計ですよね
結局、ダットサイトはC-MOREにしました
軽量で視認性良いです
軽量化でハンドガードも取り外してます
そうそう、たまに聞かれるハンドガード取り外した後に取付けしたスポンジチューブ
たまたまDAISOで見付けたフィットネス用品から流用しました(笑)
仮付けして暫く使ってみたいと思います
きつくも緩くもなくぴったりサイズでした
色々と探してみるもんですね
アッパーレシーバー内部のピストンメカボックス
スプリングガイドのビスは固く締められていて六角穴が潰れそうでしたのでビス部分をターボライターで1分ほど炙ってから取り外しました
分解でリコイルスプリングの飛び出しにさえ気をつければあとはとても分解し易くメンテナンス性も良いシステムだと思います
ホップパッキン調整ダイアルは数字が入ってましたが見えにくいので手持ちのエナメル白でスミ入れしておきました
とても見易くなりました
(^^)
あと、どうせ分解するならとピストンノズルを交換しました
お馴染みファイアフライさんの「でんでんむし」です
純正のピストンノズル
これが「でんでんむし」です↓
純正の形状に比べて先端と台座に秘密が有りそうですね
組んでからの試射が楽しみです
さて、本題のクッションダンパー作製です
外径20mmで切り出しました
手持ちのソルボセイン(ハード)をI円玉大に出来るだけ綺麗に切り抜き、同じ様に切り出した0.5ミリゴムシートを用意します
切り出したソルボセインにゴムシートを耐衝撃瞬間接着剤で接着
そのまま使用するより耐久性がアップするかと思います
手持ちのハイキャパのリコイルバッファもこのタイプを作って使用してます
シリンダーヘッド側の接着剤はGPクリヤーを使用しました
(ポリプロピレン素材にも対応)
厚みは5ミリとなりました
切り出し下手でちょっと見栄え良くないですが・・・・
念のために丸一日待ってから装着する事にしました
ピストンラック歯は元々金属製で耐久性有ります↓
上がノーマルの状態
下がダンパー取付け後のピストン位置
この時点でノーマル状態から比べてダンパーの厚み分5ミリ後退しているのが分かります
するとどう言う事が懸念されるか・・
そのままだと当然セクターギアが早めにピストンギアを引いてしまい後退量が減って弾速が落ちてしまいます
そこで対策としてピストンラック歯の後部1枚を削りました
(赤〇の歯)
根元は少し残ってもエッジを丸めておけば大丈夫だと思います
あと、ダンパー追加でピストンの突き出し量(5ミリ)が増えたせいでメインスプリング長そのままだとピストン噛み込みが出そうなので先端をバーナートーチで炙って少しナマし処理しておきました
適度なしなやかさになってピストンメカボックスに収まりました
ロワー側のメカボックス
メタル製ギア軸受けをボールベアリング式に交換してみる事にしました
まずはカットオフレバーを外してセレクタープレート外しからです
私はこんな感じでピンポンチでセフティパーツを下部に押しながら取り外しました
(マイクロスイッチの配線が邪魔になるので外しておきます)
作動効率良さそうですね
ベベルギアの軸受けは箱出しで既にボールベアリング式ですのでスパー、セクターギアの軸受け部に使用します
(6個入りで4個使用)
水平になるように下に厚めのゴム板を敷いて手製の木製ポンチで軽く叩いて脱着作業しました
取り外し後に良く清掃してメカボックスフランジ部とボールベアリングのフランジ部に中強度のネジロック剤を塗布しておきました
ギアを再度組付ける際はシム調整が必要になります
シム調整では出来るだけ作業を簡略化したいので新しくシムセットを購入しました
ライラックスのシムセットです
セット内容です
純正で使用されていたシム、0.25mm(9枚)と0.1mm(5枚)を併せて使用しました
結果、私の場合ですが
シム調整値は5種類のシムを組み合わせて
ベベルギア→上0.7mm/下0.35mm
スパーギア→上0.35mm/下0.6mm
セクターギア→上1.1mm/下0.55mm
となりました
※参考画像【下は箱出しのシム枚数】
要はそれぞれのギアがきちんと噛み合って、
それぞれのギア全てガタ無くスムースにストレス無く回って、
テイクダウン時にモーターの抵抗が有っても指で回せて、
ピストンギアにセクターギアがきちんと嚙み合わさる様に調整すれば良いかと思います
それでは各部品を組んで実際に試射してみたいと思います
効果のほど如何に!?・・・
初速チェックから
※プリコック設定値は目盛り7にしました
箱出し89m/s辺りからはだいぶ下回りました
10メートル無いスピードシューティングオンリーでの使用で81m/s有ればじゅうぶんですが折を見て初速を箱出しの89m/s辺りに戻したいと思います
下のは元気良すぎてセミロックかかりました
(^◇^;)
作動チェック動画↓
ピストン打撃音がかなり低減されて箱出しの時よりも明らかに衝撃音がマイルドになりました
ギア部にはタミヤのモリブデングリスを使用してます
グリス塗布に「リップクリーム用筆」を使用しました
ムラ無く均一に塗布出来ます
使用しない時はスライドさせて収納可能ですので便利です
私はAmazonで購入しましたが100均でも見付ける事が出来ると思います
早速シューテイングレンジで実射してきました
懸念していたセミロックも出ずキビキビ動いてとても良いフィーリングで撃てて一安心です
今回の実験検証は成功とします
シリンダーヘッドに装着した「ダンパー」も暫く撃ち込んだのちに状態を確認してゆきたいと思ってます
続く↓