1981年のUKヒットから厳選し、CD1枚分に収めました。
今回はその11曲目です。
11曲目ですが、日本のオリコンチャートに入った曲は
「アンダー・プレッシャー」、「愛の残り火」に続く3曲目。
1982年は21曲の2/3が日本でのヒットでもあったのに対し、
今回は世界的なヒットをあまり選んでいないことが改めてわかります。
しかも前の2曲は「新・日本の80s洋楽ヒット」としてご紹介したことがあるので、
今回やっと、新・日本の80s洋楽ヒットのカウントが上がります。
メドレーブームの頂点に立った、この曲です。
Stars On 45 / Starsound
「ショッキング・ビートルズ45」スターズ・オン
(新・日本の80s洋楽ヒット146)
全英2位(年間18位)/全米1位(年間24位)/オリコン25位
スターズ・オン(日本での当時の名称はアメリカと同じで、
イギリスではスターサウンド、本国ではこの曲の原題と同じスターズ・オン・45)は、
オランダで作られたインスタントグループでしたが、
この曲が世界的に大ヒットしたため、続編も作られました。
イントロこそオリジナルですが、その後はショッキング・ブルーの「ヴィーナス」、
アーチーズの「シュガー・シュガー」を挟んで、
ビートルズのメドレーが続くというもの。
どこぞのものかわからない人たちによる、
メドレー形式のカヴァー、というのは当時よくあったことですけど、
この曲がヒットしたのは、やはり歌のクオリティなんじゃないかと思います。
特にジョンの声の人はかなり似ているという評判でした。
またディスコサウンドのテンポにしたのも勝因でしょうか。
もちろん、ビートルズのメドレーというのも大きな理由でしょう。
この曲が発端となって、いろんなメドレーが製作されました。
本家スターズ・オンに関しては、イギリスでは続編となったアバのメドレーが同様に2位まで上昇。
また日本やアメリカではビートルズ編のパート2が出ましたが、前作にははるかに及びませんでした。
他ではクラシックのメドレーである「クラシックス・オン・45」や、
本物の音源を使った「ビーチ・ボーイズ・メドレー」や、
果てにはまさかの「ビートルズ・ムービー・メドレー」もありました。
上の動画は「ビートルズ・ムービー・メドレー」のレコード音源に加工をしているようですが
(冒頭に「サージェントペパーズ」冒頭の観衆のざわつきや、途中で曲に歓声が被っている)、
恐らく何も加工しないで上げると削除されるからだと思われます。
冒頭のブランクも関係があるかもしれません。
なんせ唯一、公式にリリースしていながらCD化されていないですからね。