1982年のUKヒットから厳選し、CD1枚分に収めました。
今回はその20曲目です。
ここまで淡々と発表してきてしましましたが、
1曲平均が4分ジャストですと、CDには20曲はギリギリ入りません。
すでに終わりのほうにきていることは間違いありませんが、
もうちょっとだけ続きます。
ということで20曲目はこの曲になります。
Only You / Yazoo
「オンリー・ユー」ヤズー
全英2位(年間19位)/全米67位
デペッシュ・モードを脱退したヴィンス・クラークが、
アリソン・モイエと組んだのがヤズーでした。
活動期間は約2年と短かかったのですが、
全英TOP3ヒット3曲と爪痕を残しました。
そのヤズーのデビュー曲が、この「オンリー・ユー」でした。
デビュー曲から、エレポップ(シンセポップ)とはいえ、
バラード系の曲で来るとは、それなりの勝算があったんでしょうか。
見事その思惑は当たり、全英2位というビッグヒットになったわけです。
一方、アメリカではこの曲はデビュー曲ではなく、
UKではこの曲のシングルB面だった「シチュエーション」でデビューとなり、
2曲目のシングルがこの曲でした。
成績は67位といまいちでしたが、それでも「シチュエーション」(73位)よりは上になっています。
これに倣ってか、日本でも「シチュエーション」がシングルA面となり、
「オンリー・ユー」はB面に収録されています。
ここで聞けるちょっと太い女の人の笑い声は、
確かマドンナの曲にも似たようなのがあったと思い聞いてみましたが、
ソースは違ってました。
なお「オンリー・ユー」についていえば、翌年のフライング・ピケッツによる
アカペラカヴァーが全英1位になるわけですが、
元歌の良さがなければ1位にはならないでしょう。