1980年代にオリコンシングルチャートに入った洋楽を紹介しています。
今回はこれは個人的に懐かしい、
ギブソン・ブラザーズの「恋のチック・タック」です。
ギブソン・ブラザーズは西インド諸島にある、
フランス領マルティニーク出身の3人組。
本物の兄弟らしいですが本名は「ギブソン」ではないみたいです。
アメリカでは「Cuba」がマイナーヒット、
イギリスでは別の曲でTOP10ヒットを持っています。
この曲「恋のチック・タック」は、オリジナルは1982年のリリースみたいですが、
日本でヒットしたのは1984年の頭でした。
チャートインの経緯は分からないのですが、おそらくディスコでのヒットがあり、
もしかしたらTVの露出もあったのかもしれません。
イギリスでは56位のマイナーヒット、オリコン最高は71位です。
陽気な感じがよくて乗りもいい。
サビの「チック・タック」が日本人にはわかりやすく、
ヒットしても不思議ではありませんが、邦題が...ねえ。
キャッチーな「チック・タック」をタイトルに入れて、
それだけだと物足りないので、とりあえず「恋の」をくっつけとけ、
といった、やっつけ感が漂います。
なお、ドラムをたたいているパトリックは、
2020年にコロナウィルス感染により亡くなったそうです。