「馬術の話④」人馬一体。千葉の馬の学校・バジガクの馬術論。 | JRA厩務員になるには?|馬の学校 比較(毎日更新中ブログ紹介)

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国内最大級の馬の学校 東関東馬事専門学院/東関東馬事高等学院を運営する馬事学院(通称:バジガク)のブログです。Twitter @bajigakuin

皆さんこんにちは。

 

今日は馬術の最終目標「人馬一体」についてのお話を少しさせていただきます。

 

ちなみに①~③に興味のある方は下記リンクへどうぞ。

 

「馬術の話」千葉の馬の学校・バジガクで指導されている馬術論 - ◆馬の学校【高校】東関東馬事高等学院(公式)/千葉県山武市・八街市

「馬術の話②」千葉の馬の学校・バジガクでの馬術論 - ◆馬の学校【高校】東関東馬事高等学院(公式)/千葉県山武市・八街市

「馬術の話③」千葉の馬の学校・バジガクでの馬術論 - ◆馬の学校【高校】東関東馬事高等学院(公式)/千葉県山武市・八街市

 

馬術の歴史をさかのぼると古代ギリシャのクセノフォンまで遡ると言われています。

 

 

古くは馬車馬、騎馬として戦闘に馬を利用するためにどう馬を扱うか

というところから始まっているわけですが、

 

 

この時代から馬の本能・心理に配慮し、人間の求めることをより自然に馬が行うように仕向け、「人が考え、馬が実行する」状態が目指すべき理想とされていたようです。

 

 

時代が下って馬がスポーツに利用されるようになり、

馬の動きに芸術性を求める「馬場馬術」、馬に速さを求める「競走馬術」、

障害物を飛び越える能力を求める「障害馬術」、

牛を追うために必要な俊敏性を求める「ウエスタン馬術」など、

求めるものは違っても、馬のパフォーマンスをより引き出すために、

馬を「意のままに操る」ことのできる「人馬一体」が必要とされるのは共通しています。

 

 

人馬一体は目指すべきものなのですが、

人が馬にまたがると、馬と人との間に接点(コンタクト)や繋がり(コネクション)ができ、

そこを介してお互いの動きが伝わり影響しあうのことになります。

 

 

 

つまり、目指すべき「人馬一体」とは違いますが、見方しだいでは、

初めから人馬は一体となっていると言えなくもないのです。

 

 

実際に、リズムの良くない乗り方が馬の動きのリズムを乱したり、

乗り手の動きが固くぎこちないと馬の動きも固くぎこちなくなったり、

 

 

人間の怖いという反応が馬を不安にさせ物見を誘発したり、

 

 

ということはよく見られます。

 

反対に乗り手が柔らかくしなやかな動きで随伴してあげることで

馬の動きも柔らかくしなやかになっていったり、

 

 

繊細で素早い扶助の調節をすることで馬もより素早く反応し、

扶助のニュアンスを敏感に受け取るようになったり、

 

 

乗り手の体が歪みの状態が改善すると馬のゆがみも改善したりということもよくあります。

 

 

また、不思議なもので人馬の対応する箇所が同じような状態になったりというのもあります。

 

例えば、人間の首・肩・腕が柔らかくなると馬の頸・肩・前肢の動きが柔らかくなったり、

 

 

乗り手の腹筋や背筋の使い方がよくなると

馬もしっかり胴体の筋肉を使って動くようになったり、

 

 

脚の操作が器用になると、馬も後肢をしっかり使えるようになったりというような感じです。

 

 

結果として、馬にアスリートとしての体使いをしてもらうためには、乗り手も同様にアスリートとして細かい体のコントロールやバランス感覚など

 

 

「体を使える」能力を身に着ける必要があります。

 

 

レッスンではこういった体の使い方も指導しているわけです。

主に胴体のとる姿勢や動きを微妙に調整・コントロールする感覚は

普通に生活しているとなかなか養われない感覚なので、

みんな理解して身に着けるのに非常に苦労しております。

 

 

皆さん「人馬が初めから一体」であるが故の目指すべき

「人馬が一体となって高いパフォーマンスを発揮する状態」の達成の難しさを

理解していただけましたでしょうか?

 

それでは本日の騎乗風景をいくつか紹介して終わりにさせていただきます。

 

 

静止画では判りずらいですが、

騎乗者や馬のどこに力みやバランスの崩れなどがあるか探してみましょう

 

↓ケンとTKTくん

 

↓カツゲキジャパンと氷結くん

 

↓プラネットブルーといつみくん

 

↓バジガクレオーネとりりちゃん

 

↓バンテージポイントとたかぽんくん

 

↓スノーエンブレムときつねちゃん

 

↓パヴォーネともやしやんくん

 

↓ピノとはみやんちゃん

 

↓ブートキャンプとケロすけちゃん

 

↓ナリチュウドラゴンとこーたくん

 

 

ではまた、明日のブログもお楽しみに。

 

 

 

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