驚くほど暖かくって、冬らしさの実感に至らず。
今年東京では木枯らし一号が吹かなかったとか。実に39年ぶりだそうですね。木枯らし一号と定める四つの条件の一つ、「十一月の末までに」の期限が切れたとのこと。
でも、今週七日は二十四節気の「大雪」が巡ってきます。北風が日ましに強くなる頃といわれていますので、何か変化がその頃感じられるかもしれませんね。
出かけたいところ、観たい絵画展など色々あるけれども、なかなかスケジュールの都合がつかずです。上野のムンク展、けっこう並んでいるそうで、叫びたくなっちゃう
それでも、普段の日常の中で、ちょっとしたアクションで紅葉、黄葉を楽しむことができるのだなと、時間がないからこそ、改めて実感。
一日早朝、毎月の月次詣参列のために氏神様へ出かけると、色づいた桜の葉が落ちていました。
桜は花だけでなく、色づいた葉も美しい。掃き掃除がされる前の、この景色も風情があって好きです。
神社へ行く途中、ふと路地に目をやると、建物と建物の間の先に、一本の銀杏の木がちょうどいい具合にあることに気が付きました
長年住んでいる町だけれども、このような光景に気がつかなかったなと思ったら、ここは以前、もっと幅の狭い路地だったことを思い出しました。
両サイドの建物が新しいため、光景が変わり、いい具合に一本の銀杏が見えるようになりました。
神宮外苑の銀杏並木を久しく見ていないなと思っていたけれども、思いだしました、自宅近辺もかなり長い銀杏並木であったことを。近くでじっくり満喫。
より近くで見上げて、「外苑みたーい」と思いこめば、思いこめちゃうもの。これで良し。近所の銀杏並木も素晴らしい。
若い頃、ちょうどこの時期に初めて自分の車を所有し、嬉しくって浮かれて、早朝のまだ誰もいない外苑並木通りを、何度も往復したことを、銀杏の葉が黄色く色づく頃に毎年思いだします。
バックミラーに映る、走り去る車の後ろに舞い上がる銀杏の葉がドラマチックで、「綺麗! キレー!」って感動した覚えがあります。
早朝の、まだ訪れる人のいない静かな外苑並木通りも、とてもお勧めです。
歩いている途中、メンテナンス作業が行われていた街路樹から、烏瓜が落ちてきて、思わず植木屋さんに「烏瓜くださーい」と頂戴してきました。
マンションの植え込みの一つ、柿の木も綺麗に色づきました。会席料理にもよく用いられる柿の葉。その特徴の良さ、味わい深さ、色の美しさは、様々な落葉がある中でもダントツ。
その落葉を手に取って眺めていたら、管理人さんが「物思いにふけっているねー! 持ってっていいよぉ~」と。
クルクルクルクルクルクルクル~
寒菊といえば黄色が多いけれども、私は毎年健気に咲いてくれるこの白い寒菊が特に好きですね。
夜、外出先から戻ってくると、暗がりの中でもこの一角は明るくって、小ぶりな花だけれども、足元を照らしてくれる心強い存在です。
こちらも眺めていると、管理人さんが「切って、持ってっていいよー」とおっしゃってくれたけれども、こちらはこのままで。暗い夜の拠り所。
そろそろこの菊の白さも寒さで色がかわり、「霜菊」となります。
夜遅く、外出先から戻ってくると、マンションの前に男の子の靴が・・・・・・。
またまた遭遇、片方になってしまった子供の靴。
→ 公園で
→ 神社で
→ 道で
→ 美術館の前で
どちらのおぼっちゃまの靴ですかー???
エントランスの分かりやすい電燈の下に、スポットライトで照らされるように置いておきました。
みつかりますように。ではなく、見つかりましたように