二十四節気の白露重陽の節供菊二百十日など、秋らしい節目をむかえ、肌で感じる気温や空気の変化からも、季節がすっかり移り変わったことを実感いたします。


今週末ぐらいまで、町中でお祭りが開催されているところが多いかと思います。夏の都市型の大きなお祭りとは異なる、この時期の町のお祭り。趣旨や背景、異なるものがありますが、私はこの時期の町のお祭りが好きです。


胃丈夫ではないため(むしろ弱く)、屋台のものは食べられず、「おいしそうだな、おいしそうだな」と指を咥えて眺めるだけに留まってしまうのですが、思わず引き返してまで買ってしまった「りんご飴」。


買い求めてしまったのは、「ひめりんごりんごだったから。

かわいいーーー!キャッ


大きなりんごは400円。

ひめりんごは300円


???????


考えない、考えない・・・・・・。

このようなもののお値段なんて、(適合性が)あって、ないようなもの・・・・・・。

楽しければOK、OK。満足できればノープロブレム。



さて、この夏も大変いい企画の美術展が多く、バタバタと、ちょっと急ぎながら、出かけてまいりました。


どの美術展も、最終日近くに滑り込み状態だったところ、ホテルオークラで開催された『動物たちの息吹』は、開催日前日に立ち寄ってしまったという、まさかのフライングあせる


ちょうど、会食倶楽部 のメンバーの方々とオークラで会食だったため、問題ナッシングですが、一日10個限定のマシュマロゲットに意気込んだ自分がちょっと恥ずかしい。


でも、そのようなエピソードをメンバーの方々とも共有でき、美術展にご興味を寄せてくださった方々がギリギリ前売り券を入手することもでき、そして一日10個限定のマシュマロを宣伝することもできたので、良しです。


このマシュマロが美味しくって、美味しくって・・・・・・。


いつもテーブルマナーブラッシュアップクラスでお世話になっているラ・ベル・エポックにて、最後プティフールのワゴンサービスの際にいただくのですが(そして受講者様に強くお勧めするのですが)、市販のマシュマロとは全くことなる、その日に作られる、生マシュマロは絶品で、病みつきになるほど。


以前は、別館一階のシェフズガーデンカメリアで購入できたのが、やはり美味しさを保つのは難しいようで、今はこのような展覧会がある際に出るか出ないか・・・・・・。


お勧めしたメンバーの方々は皆さんやはり買い求めてくださったようで、大変喜ばれていました。良かった、良かった。


お一人は、残っていた3個、全て買い求められ、お知り合いの方々へのギフトにされたとか。

それはとてもいいですね! 


限定、特殊な特別なマシュマロ、美術展らしいコンセプトとセンス溢れるパッケージ。素晴らしいです。


マシュマロが「柿」の味だったのは、出展された注目作品の一つが、菱田春草の『柿に猫』だったからkaki☆☆クロネコ?


ホテルの所在地「虎ノ門」に因んで「虎」や様々な動物が描かれた作品が多く、大変見ごたえがありました。


個人的には、『ノアの昼寝』に描かれたノアの息子たちの様子が、非常に物語の特徴が出ていて、マナークラスの際にも折々触れているエピソードなだけに、思いがけず鑑賞することができて感動しました。


後日、お出かけになった会食倶楽部のメンバーの方々に、 「この絵ご覧になった?」「お貸出しくださった先、●●だったわね」とか、「個人の方が所蔵されているのね」など、色々フィードバックもするのですが、皆さんの「うわー、見落としました!」とか「気がつきませんでした!」といった反応もなかなか面白く、色々気づきを増やしていただいて、鑑賞の仕方なども、更に豊になっていただければいいなと思っています。



オークラでフライングしたので、メンバーの皆さんとの会食後、気になっていた展覧会、『金剛宗家の能面と能装束』を観に日本橋へ出かけました。


三井記念美術館では、定期的に能面と能装束の企画を開催してくださるのですが、展示のされ方がとても美しく、特にクラシカルな雰囲気が漂う第一展示室に、能面が浮かぶように展示される様子は独特なものがあり、何度でも訪れたいと思うものがあります。


以前、女性の面が若い順から年代で並べられていて、思わず自分の年齢と重なる面を見て、「確かに・・・・・・」「歳ごとの微妙な変化の捉え方が素晴らしい」と、ちょっとギクリびっくり2としながら感心したものがあります。



どちらへ出かけても、必ず絵葉書を購入します。


三井では能面の葉書を。この時期ならではの演目のもの。けっこうな枚数を買い求めたのですが、気がついたら、もう手元に無かった・・・・・・。


能面の葉書は、お送りして「なるほど!」「この時期だものね!」ときっと理解していただけるであろうお方へお送りしています。 


これがねー、通じないとつまらない。お相手にとっても「なんじゃろな?」になってしまう。葉書のチョイスの面白みですね。


でも、受け取られて、美術展へお出かけくださった受講者様がいて、その積極的な向上心が嬉しい! 


クラスで学んでくださったことを、より一層生活の中に豊に取り込んでくださる姿勢に、頭が下がります。世界が広がることを願います。



三井記念美術館の後は、反対側にある鶴屋吉信 さんにて、カウンターでの実演を眺めながら、生菓子をいただきました。


その時の詳細につきましては、先日既に記事にいたしましたので、ご興味のある方は、ご覧くださいませ 矢印 


こちらでいただく生菓子、「ちょっと大きいかなぁ~」なんて思いながら食べていたのですが、伺ってみたら、やはり少し店頭に並べられているものよりかは、大き目に作っていらっしゃるとのことでした。


次回伺う時は、私は店頭サイズでお願いしようかな。大変食べごたえがありますが、同時に口の中の水分ももっていかれます(笑)。


いつもは「和菓子って、もう少し大きければいいのにー」なんて欲張って思っていたものですが、いい大きさに実は収まっているものなんだなって、改めて実感。


さてさて、二週連続の三連休。


来週は私もまた会食倶楽部がありますので、今張り切って準備しているところです。昨年のこの時期は「重陽の節供」について。今年は「お月見」。


他にもまだ美術展へ出かけましたので、改めて別の記事にてご案内したいと思います。


良い連休をお過ごしください。