令和6年、梅雨入り間近の今日昼下がりです。
大阪は安定した晴れ模様です。
ちょっと暑い。
今日もコツコツ靴修理をしてございます。
先週6月1日の土曜日。
当日朝のご予約電話で、午前中にご来店の母娘お二人のお客様は、手に乗馬長靴を下げていました。
「この長靴、とても古いのですが母の愛用です。これの壊れた部分を修理して欲しいんですけど・・」
娘さんは、
母と私の二代で使用できる様にお直しをお願いしたいとのこと。
長靴は舶来の「ベルダス」で、あの独特な構造で有名なブーツです。
脚部分はダイヤルを回せばワイヤーがギューッと締まる事で、抜群のフィット感が得られます。
その脚部のカバーゴムが写真の様に壊れています。
今回の修理は、この脚部内側のゴムを除去し、新たに本革を埋め込む事とファスナーの交換修理を行うことにしました。
お母様は、超ベテランのライダーさん。
過去に数々の栄誉に輝いた
選手生活を経験されたとの事。
お母様の想い出の詰まった
この長靴を、娘さんが引き継いで使いたいと願っておられます。
(大丈夫ですよ、問題ありません)
今回の修理では、靴の縫製ハッポーミシンが大活躍。
そして、
出来上がりがこれです。
お母様の、今までの履き方とお手入れの良さで、
少し磨きをかけただけで美しく仕上がりました。
母娘二代で一つの長靴を使う事は素晴らしい事です。
更に親子三代で繋いでいくべく、頑張って下さいね。
「よっしゃ、できたど!」
そして今日の先ほど、母娘お二人でお受け取りに来られました。
仕上がりを見て、
「えっ!すごい綺麗!」
と絶句されるお客様母娘でした。
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