皆さん、こんにちは。
週間フライディのおかげさまで本日も多くの方が来てくださいます!
関わってくださった皆さんに感謝いたします。
興味がある方は是非2018年デジタル版フライディ7月6日をごらんください。
本日もクリックいただけたらうれしいです。
是非ブログで公開してほしいと言われた方の情報は、
・植毛部位は生え際
・グラフト数は約1000株
・経過 術後2ヶ月で、カサブタは取れているが
①痒み、頭皮のツッパリ感、毛穴のボコボコがある状態。
②後頭部の透けた感じが2ヶ月後の今も続いている。
「当院のFUEで使うパンチは0.8mmの径なので、採取直後からも後頭部は目立ちません。」
といわれたそうです。
私は画像を数枚見せていただき、①に関してかゆみ、ツッパリ感は個人の感覚であり、
経過とともに軽快する可能性は十分あります。それから作った毛穴がぼこぼこした感じは
画像からは分からないところがあり、これは経過を見ると共にもし目立つようなら
経過を見て下さいとしましたが、
②は確かに目立つ感じがあります。
髪の毛の長さに関わらず、最初からずっと目立ったままということに関しては、
先方の手術をした医師に尋ねてみてくださいとはなしました。
ある方は日本の毛髪移植、植毛の技術や進歩の為の努力をしてください
と私に言われました。
私は自分の技術や経験を知って貰うためだけに、このブログを6年前くらいから開始しました。
同時にあまりに酷い結果の患者さんが来院され、それを修正することがとても困難であることに
困っていました。
採取部位の透けた感じ
それは技術的な問題ももちろんですが、施術者の植毛の知識のなさからくる問題が大きい事に、
気づきました。
特にM字を消したハエギワの形、左右対称な毛の流れ、立ちすぎた皮毛角、
これらの修正としては、
元々生えている毛と不自然に作られた移植毛のどちらにも馴染むように毛穴を作成することくらいしかできませんでした。
その結果は再手術前よりは改善したとしても、患者さんが満足できない場合もありました。
葛藤の末に3年前くらいから、考えを変えることにしました。
それはブログの中でやった方がいいこと、やってはいけない事を
具体的な方法まで詳しく発信することです。
本当は自分で勉強して工夫して編み出したものなので、
第三者に公開することは自分には不利になるのだと思います。
でもそうすることで、他のクリニックの治療結果が変われば、修正オペもやり易くなります。
それともう一つ、自分では大好きでかつ誇りを持って働いているこの毛髪外科の分野が、
このままではいつまでも正しいことが日の目を浴びないまま、
そのうち日本は植毛後進国になってしまうことを恐れました。
日本の植毛のレベルを上げる努力をしてくれ、といわれた私が出来る事は
学会で話す事、 依頼をいただいた毛髪専門書に最先端の知見を書くこと、
自分の技術、知識、結果を上げることだと思います。
しかし 植毛クリニックの大部分の医師が臨床毛髪学会には参加していません。
レベルが低すぎて行かないと言われる方もいるようですが、
そんな事は決してありません。
又そう思うのであれば、逆に堂々と自分がやっているレベルの高いものを
学会で問い、皆を納得させられればそれが正しいのだと思います。
そんな状況だからこそ、ブログで配信することが意味があるのではないかと思いました。
実際、ブログを見たという他院の医師が6人ですが、研修に来られました。
他院ですから、中にはライバル院の方もいます。
しかし 出来る範囲で出来る限りの説明や、デモをさせてもらいました。
その後、私は手ごたえを感じることが出来ました。
だれかを蹴落として、どうこうしたいという感覚は元々希薄でしたが、
私も今年54歳になり、更にどうでもよくなりました。
高い治療費のクリニックでも、高い技術と結果で患者さんが喜ぶのであればそれでいいし、
安い金額でも患者さんが満足いく結果を出せていればそれは、
お財布にやさしいクリニックだと思います。
さらに言えば本当は植毛なんて好きじゃないけど、楽で給料が高いから仕方なく働いている医師の方でも、患者さんを納得させられれば、OKだと思います。
でも、ルールを守らない植毛を行えば、結果に満足していた患者さんもある日、
それに気づく時がきます。
ぼこぼこした毛穴とか、ハエギワの2本毛とか 丸いM字とか。
その不適切な技術が淘汰されて、世界のスタンダードが根づく時まで、
私は何度でも書き続けます。
医療も知識と技術とそれに愛情!
大切なのは技術だけではなく知識も必要なので、
知識に裏打ちされた技術の習得を仲間にも進めていきます。
2018年克誠堂から出版された
毛の治療の決定版の本 その名も「毛髪」
この中に私が話している事全てが書かれていたり、画像が載っていたりしています。
画像は私以外にも載っているので、いろいろな比較が出来ると思います。
植毛オペ希望で来院された方には、詳しい説明をさせていただきます!
「チーム長井」では、いつも自分の家族や友人に自信を持って勧められる事、 これを更に高めていきます。
これは人種を問わずです。
逆に自分や友人には受けさえたくない事は絶対やりません。
これまで同様、患者さんだけでなく同業の方に対しても、大切な事を伝えていきます。
大切な事は結果です。 すばらしいスポーツ解説者が、一流のアスリートでない事と同様に、
文言ではなく画像を見て体感してください。
こちらは 、はえぎわオペを受けてくれた女性のブログです。https://shokumou-girl.muragon.
更にこちらはご自身で当院でオペを受けてくれた方のブログです。https://wakahagekaizen.com/
患者さん目線で、当院だけでなく他の院のいいところ、悪いところを説明してくれています。
勇気ある更新感謝しています。
アメリカ毛髪学会専門医
アメリカ毛髪学会専門医試験管
アルタス公認国際インストラクター
長井正寿
Oral examiner of American bord of hair restoration surgery
ARTAS international instructor
Masahisa Nagai
more videos↓
https://www.youtube.com/channel/UCGHXUDvwIQmGd-Q8tUVeZyw
施術の説明:FUEパンチによって、ドナー部の毛穴単位で採取することで線状の傷を作らず、撮り過ぎによる密度のムラを出すことなく、良質なドナーを均等に採取する手術です。
麻酔は局所麻酔で行うため、術中の意識もあり最も安全です。
施術の副作用(リスク):施術に伴い、痛み、赤み・熱感、初期脱毛、切れ毛・抜け毛、つっぱり感、感覚の鈍さ、施術範囲のざ瘡の悪化、コメド、毛嚢炎、膨隆、色素沈着、点状出血、内出血、腫脹、灼熱感、瘢痕が生じることがごくまれにあります。
施術の価格:960、000円