小諸商人が住み活躍した北国街道・小諸宿沿いには見所たくさんです
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今回は荒町(あらまち)をぶら珍します。
壁に柳田とありますが、初代・柳田茂十郎氏から取っています。
道路拡幅により建物前面が切られて、正面が看板建築となっています。
【小諸駅から長い坂を上がったところにあるのが荒町】
今回のぶら珍は、NPO法人小諸町並み研究会
発行の城下町&文化のめぐり道mapを参考にしています。
この組織の活動は街道筋の建物の調査や保存活動も行っており、非常に参考になります
★左画像〓延宝2年(1674年)創業の(資)酢久商店
山吹味噌でおなじみで、店舗は平成20年にモダンな形にリニューアル。
洋画家・小山敬三(文化勲章受章者)氏の生家でもあります。
★右画像〓土蔵造りが立派な嶋田屋(江戸末期築)
2階の窓が小さいのが特徴で、関東一円を相手にした下駄荒物の卸商で、今でも営業しています。
嶋田屋の左隣にあるのが
【桑原邸で明治時代の洋風建築です】
江戸時代の和と明治時代の洋が隣同士で、まさに和洋折衷ですね。
★左画像〓明治21年創業の和菓子店・風味堂です
風味堂といえば、愛してるで有名なバンドもありますがー。
★右画像〓郭玉倶楽部とありますが、この時はテナント募集中に…
この活気のあるお店は
【通りでひときわ目立つのが衣料品・祭り用品販売のはいばや】
祭り衣装のマネキンたちがお出迎えしてくれます。
思わず足を止めてしまいました・・・
【大正8年築の洋風建築・山崎長兵衛商店です】
木造モルタル2階建てで、大正モダンの飾りのある外壁や窓が特徴。
【裏に洋風の蔵があり、ここも大正時代の流行を受けていますね】
また、この北国街道は坂を上がったところを走っています。
小諸は千曲川の河岸段丘の上にできた街なんです。
【荒町は繁華街でだったため、、多くの洋風建築が建てられました】
この辺は銀座会十字路と呼ばれ、レトロなデザインの店舗が数多く残っているんです。
実はこの荒町には、横丁鉄道・トロッコ跡
があるんです
まだまだ、ぶら珍は続きます~
おまけ
【小諸の玄関口が明治21年開業の小諸駅です】
かつては信越本線の駅でしたが北陸新幹線の開業に伴い、しなの鉄道の駅となりました(小海線が乗入)。
昔は、特急あさま号や急行志賀号・妙高号等が発着しましたね