深刻です、カキのタネがとれないので、宮城産のタネが。 | ウオーキングの町 坂町

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瀬戸内の海と山の自然豊かで人情味のある坂町!ネットワークされ、バラエティに富んだウオーキング道を活用し、「ウオーキング日本一のまちを目指して」歩き出します!!『悠々健康ウオーキングのまち』宣言をしました。

 こんばんは 「ようよう坂町」

秋・冬の味覚といえば「広島カキ」、今夏は雨が多く、日照不足などカキの 
生育も遅れ、いつもなら出荷解禁が10月1日からなのですが、10日から
の解禁となっています。でも実入りが十分でないようなので、坂町のカキ
業者は11月頃からの出荷となりそうとのこと。
それにもまして深刻なのが、いつもなら7月下旬ころには採取できる「種カ
キ」が全く採れていないことです。今でも採取を期待していますが、もうすで
に種カキ用ホタテを陸揚げしている業者もいるようです。
今年のカキには影響ありませんが、来年以降のカキの生産に大打撃が
ありそうです。今年の出荷のカキは 沖合のいかだで養殖されていますが、
本来なら今年とれた「種カキ」は、沖のいかだから陸に近い「ヒビ」に移さ
れますが、ほとんど吊るされていません。
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本来なら種カキはホタテ貝に一杯ついていますが、そのままだと密集して
いてあまり大きくならないので、潮の満ち引きを利用し、干潮の時、弱い種
は死に、強いカキだけが残っていきます。それで大きなカキに成長してい
きます。生き残りをかけた厳しい戦いが始まります。
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海水につかっている時間が少ない上部と、多い下部ではカキの成長具合

が違います。下が断然大きく育っています。でも過密なので、大きくならな

いとのこと。上で間引かれたカキの種は、小さいですが、強いカキとなって

います。そのカキももう間もなくすると、沖のいかだに移されていきます。
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先日、朝のジョギングの途中で漁業基地に青森ナンバーのトラックが来て
いたので、行ってみましたら、宮城産の種カキを持ってきたとのこと。
宮城の種カキは生育が早く、翌年の10月ころには出荷できるとのこと。
広島産の種だと以前は11月過ぎないと出荷できなかったそうで、出荷競
争に勝つために、宮城産の種カキを使用しているとのことでしたが、今年は
カキの種そのものが採れていないため、ほとんどの業者が宮城産カキの種
を仕入れざるを得ないのでしょうか。それに伴い、仕入れ価格も暴騰してお
り、採算性の悪化が懸念されています。
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今年のカキ打ちはいつになるのでしょうか。本来なら今時期、カキ打ち場
で朝早くからベテランの打ち子(といってもおばさんですが)によって、カキ
打ちが始まっているのですが。
牡蠣5
カキ料理といえば、最高なのは「焼ガキ」でしょう。いわゆる殻付きカキを炭

火で焼いて食べますが、何と言ってもこれが一番おいしいですね。
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また、味噌を加えての土手鍋も寒い冬には最高です。土手鍋とは鍋に味

噌を土手のようにつけて食べるからといういわれですが、今はあわせ味噌

を混ぜて食べます。そしてカキフライです。そのままでもおいしいのですが、

レモンをかけてもおいしいです。
広島県 坂町商工会 広島県 坂町商工会
おいしい広島カキ、早く食べたいですが、もう少しの我慢ですかね。