こんばんは 「ようよう坂町」
今日ワンツースリーの日とのこと。人生に対してジャンプする気持ちを持と
うとい明るい希望の日ですが、いかがですか。この日は再び年末の12月3
日にもあります。
さて、毎月発行している議会報告「健楽歩だより1月号(№22)」がやっと
出来上がり、今日から配り始めました。ウオーキングを兼ねて約350部を配
布しましたが、歩いた歩数は25,000歩余り、距離は16㎞でした。
毎年第3日曜日はイベントサンデーですが、わが家の隣の尾鷹公園では
恒例の「とんどまつり」が開催されます。私はサンデーマーケットとの掛け持
ちですが、午前8時からは「第35回とんどまつり」の準備です。
会場である公園のすぐそばの竹やぶ(わが家の本家)で、竹を切り出します。
すぐそばですので便利です。運んできた竹の枝を落としていきます。
わが地区の横浜二部住民福祉協議会では、町内の住民組織が新たに改組
されたのを機会に、それまで途絶えていた「とんど祭」を復活させましたが、今
年で35回目を迎えました。
とんどまつりは、以前は小正月・成人式の前日の1月14日の夜か1月15日の
朝、刈り取り跡の残る田などに長い竹を三~四本組んで立て、そこにその年
飾った門松や書初めで書いた物を持ち寄って焼き、その火で焼いた餅を食
べると、その年の病を除くといわれ、また書き初めを焼いた時に炎が高く上
がると字が上達するといわれています。
成人の日が変わったため、現在では第2日曜日か成人の日に行われるこ
とが多いようです。その日は当地区では、とんど用の餅つきをし、全世帯に
わが地区では第3日曜日に行っています。公園が狭く、民家も近いのであま
り大きな「とんど」はできません。サイズを測りながら、下地の竹を切っていき
ます。組立の下地の竹が出来上がっていきます。
本来なら、とんどの下部分のはかまには、わらをかぶせるのですが、地区
内には田んぼもなく、以前は町内他地区から調達していましたが、高齢でコ
メ作りをやめられたため、地区内で十二分ある竹のみでのとんどづくりを数
年前から行っていました。昨年から役員の知り合いからわらが入手できたの
で、子どもたちによるかまづくりです。
子供会が全世帯から集めたしめ縄が集まってきます。とんどでもえたしめ縄
などの灰は、わが家の畑にもち込むので、針金とか銀紙などを取り除いても
あまり広くない公園なので「とんど」もあまり大きくありません。まず竹を組み
たてることから始まります。
上部には昨年末子ども会で作った「とんど袋」や習字などが飾られていきます。
この後、さかサンデーマーケット会場に行き、出店状況のチェックと出店料
の集金を終え、再び会場へ帰ってきたら、もう組み立てが完成していました。
準備ご苦労さんということで、缶ビールや竹酒で一杯していました。
一旦解散し、午後2時開会です。まず住民福祉協議会長挨拶で始まりまし
た。そして今年は町長選があるので、町長もあいさつに来られました。
その後、いよいよ点火です。点火役は辰年生まれの年男・年女の方々(12才
火が燃えやすいようにまずわらの下に火をつけていきます。燃え始めました。
徐々に火の手が上がってきます。
今年はほとんど無風のため、炎と煙が高く舞い上がっています。今年の家内
安全と無病息災をみんなで祈ります。例年に比べ多くの皆さんの参加があり
ました。
とんど袋などが飛んでいきます。
火勢が衰えてくると、今年の干支の方へ倒していきます。今年は南南東とい
うことですが、場所が狭いので毎年同じ方向に倒しています。「とんど」の中
身は竹、笹やしめ飾りだけですので、燃えるのも早いですね。特に竹が多く、
動画で勢いよくパンパンという竹の音が紹介できればいいのですが…。残念。
月1定期便の孫はその音に怖がって近づきませんでした。
火が鎮まってくると、餅焼きです。先週餅つきをし、全世帯に無料配布した餅
を持って来られる人も多いようです。思い思いの網などを使っての焼き方に
工夫があり、面白いものです。 下火になったとはいえ、熱い中での餅焼きは
焼いた餅は、女性会が準備したぜんざいで食べます。中には、そこで食べず
家に持って帰るからと、ちゃっかりタッパーや鍋を持ってくる人もいます。
この地区のもう一つの楽しみは、焼きカキです。無料で食べ放題です。
木で焼くので、火勢が強く、カキ当番も大変ですが、日頃家庭では味わえな
い豪快な焼きカキです。これをビールと竹酒を飲みながら、これでもかと食
べることができ、他地区では味わえない、なんとも贅沢な「とんどまつり」です。
鎮火するのを見守るのは消防団の皆さんです。水をかけて消せば早いのです
が、灰をわが家の畑に持って行くので、できるだけ燃え切り灰になるのを待ち
1月の第3日曜日はまさにダブルイベントで掛け持ちです。たまには「とんどま
つり」 をゆっくりと、飲みながら焼きカキを食べ、皆さんと賑やかに交流してみ
たいですね。でも、これで正月行事も無事終了です。