こんばんは 「ようよう坂町」
昨夜は部分月食の予定でしたが、残念ながら雲で見ることができませんで
した。昨年１２月１０日には皆既月食がきれいな見えたのですが…。
今年は天体ショーではるかかなたの宇宙へと夢が広がります。次回は明日
６日の金星の太陽面通過です。期待したいですね。
はるかな夢でなく、身近な夢といえば、ゆっくりのんびり時間をたっぷり使っ
ての「ローカル線の旅」ではないでしょうか。先日ＲＣＣ中国放送のラジオを
聴いていたら、旅の達人番組で「奥出雲のトロッコ列車」などの紹介をして
いました。
トロッコ列車といえば、４月に奥出雲への「ローカル列車の旅」で残念なが
ら乗ることはできませんでしたが、遭遇しましたよ。
木次線のスイッチバックを下りてくるトロッコ列車です。出雲坂根駅です。
トロッコ列車は「奥出雲おろち号」といい、４月１日～６月３０日までの金・土・
日・祝日に木次線木次駅～備後落合駅間を１日１往復しています。一部の
日程で出雲市駅からの片道運転もあります。７月～１１月は金・土・日・祝日
と夏休み、紅葉シーズンの平日運転予定です。
運賃のほかに指定席料金５１０円（こども２５０円）がいります。
駅のホームには写真に収めようと人がかなりいます。
普通車両とトロッコ列車の２両編成です。
ディーゼル機関車がけん引しています。
スイッチバックで行き違いのため、停車時間がかなりあり、ホームに降りて
写真を撮ったりして過ごすことができます。
続いて今回のラジオ番組で紹介のあったのは奥出雲の亀嵩温泉「玉峰山
荘」でした。「ローカル線の旅」で泊まった宿でしたので、なつかしかったで
広島市からはローカル線ですと時間がかかりますが、車だと３時間ぐらい
とのこと。広島や福山からのお客さんが多いということでしょうか。広島カー
プの歴史展が玄関入口で開かれていました。
料金で料理内容が決まるとのことでしたので、一番高い料金でお願いしまし
たら、食べきれないぐらいの大ご馳走をいただきました。
新鮮な山陰のお魚、タイは桜ダイとのこと。
ホタルイカ、イカの塩辛、あわびの先付け、桜ﾀﾞｲ・竹の子の煮つけなどです。
茶碗蒸しはフカヒレとアンキモ入りです。ステーキは地元仁多牛の柔らかい
肉です。
カモのサラダとデザートです。
女性だけにはさらにプリンのサービスです。部屋には“ウサギはいません、
亀だけ（亀嵩）ですよ”となかなかしゃれた歓迎のメッセージがありました。
奥出雲町にある亀嵩（かめだけ）温泉でのおいしい料理と美人湯といわれ
る温泉にのんびりと入り、ゆったりした一泊をでした。
亀嵩は、松本清張作の不朽の名作「砂の器」の舞台となった地、映画のロ
ケが行われたことに因んで、湯野神社前に記念碑が建てられています。
神社入り口には樹齢約４００年といわれる大ケヤキがあり、圧巻されます。
亀嵩駅には駅舎内に、奥出雲名物の駅そば「扇屋」があります。ここもラジ
オで紹介がありました、有名なのですね。http://kamedakesoba.jp/
店内は２０人ぐらいで一杯です。列車待ち合わせの間、昼食をとりました。
私は月見山かけそばを注文し、おいしくいただきました。
有名人の色紙などがあります。ここのお客は私たちローカル線の旅で訪れ
るのではなく、車客が多いようです。それほど有名なそば屋さんのようです。
ちょうど、わが町から車で来た知り合いに出合いました。何んと奇遇でしょう。
やっと１時前になって列車がきます。
２両編成でしたが、後ろの車両には乗られません。とおもっていたら、隣の
出雲横田駅で、切り離し作業を行っています。
前１両は備後落合行き、後ろは折り返し出雲市行きとなります。切り離され
ました。こういった作業を見ることってありませんから、珍しく、のんびりした
ローカル線だからこそ見られる風景でしょう。
出雲横田駅を出発し、出雲坂根駅に到着です。
スイッチバックの駅として有名な出雲坂根駅では、「トロッコ列車」とのすれ
違いのため、停車時間がかなりあるため下車。駅そばにある「延名水」を
求めていきました。
共に飲んで夫婦の「延命」を願いました。そしてペットボトルにも詰めておみ
やげ（無料）に持って帰りました。そのそばに売店があり、油あげを売って
いました。
おでんと一緒にあり、珍しかったのでビールのつまみに買いました。列車の
中で、ビールとともに食べました。
下車後しばらくすると、トロッコ列車が入ってきました。
トロッコ列車の発車後、われわれの電車は出発です。
運転席は今までとは逆になります。左が今来た線路、右が今から行く線路
です。
スイッチバックはゼット（Ｚ）で急坂を上っていきます。一方の折り返し地点で
す。左から右の線路絵と折り返します。右の写真は行きどまりです。
運転席は前後ろが逆になり、折り返して上っていきます。右の写真は今来た
線路です。
奥出雲おろちループが見えます。国道３１４号線が区間標高差１０５ｍを下
広島県との県境となる三井野原駅です。瀬戸内海に流れるのと日本海に
流れるのと分水嶺になっています。
標高７２６ｍの駅はＪＲ西日本で一番高い駅だそうです。それからは下り
です。終点の備後落合駅に到着です。
木次線と芸備線の分岐点駅、備後落合駅の標高は４５２ｍ。随分下って
きました。ここからは芸備線です。やはり１両の列車です。
というもののトイレ付なので、安心してビールが飲めます。のんびりとした
ローカル線の旅、車窓からの眺めを楽しみながら、ビールが安心して飲
めるのがいいですね。
大型連休から１ヶ月を過ぎましたが、山々は新緑から深緑へと移り変わっ
ています。そんな中をゆったりのんびり、時間をたっぷり使っての「ローカル
線の旅」に出かけてみませんか。