みんなで協力してお店を開こう…第16回キッズ起業家育成塾開講 | ウオーキングの町 坂町

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瀬戸内の海と山の自然豊かで人情味のある坂町!ネットワークされ、バラエティに富んだウオーキング道を活用し、「ウオーキング日本一のまちを目指して」歩き出します!!『悠々健康ウオーキングのまち』宣言をしました。

こんにちは 「ようよう坂町」


さて、先週土曜日から恒例となった「第16回キッズ起業家育成塾」が始ま

りました。「子どもたちに夢とチャレンジ精神を!みんなで協力して店をひ

らこう」というキャッチフレーズで、町内の小学5~6年生を対象に行ってい

る「キッズ起業家育成塾」は8年前から年2回開催し、今回で16回目を迎

えました。16、17年度は中国経済産業局補助補助事業でしたが、18年

度から商工会単独事業として、そして合併した一昨年からは引き続き坂

支所の事業として、広島文化学園大学、坂町教育委員会の共催を得なが

ら行っています。もう既に400名を超える修了生を出しており、もう第1回

目受講者は大学生となっています。今回の会場は大学の福祉実習室です。

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今回は町内坂小学校11人、横浜小学校26人と小屋浦小学校3人の計40

と多くの参加です。第1回目は2/25(土)8:30~12:10に大学で開講。以後

3月3日(土)、10日(土)8:30~12:00と計3回の座学を行い、18日(日)に「第

28回ようようまつりで、実際の販売体験を行います。

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講師は広島文化学園大学社会情報学部長の松尾先生です。 
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商工会坂支所長さんとキッズ起業家育成塾運営委員長さんのあいさつで始ま

りました。

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第1日目はオリエンテーション、グループ分け、自己紹介、役割分担、働くこ

ととお金の大切さや企業の社会的な役割等を学び、店名、販売する商品を

検討するというスケジュールです。

オリエンテーションとして、この講座の誕生のいきさつや狙い、そして商工会

のこと、また坂町がウォーキングのまち宣言をしたなどとの説明もしていただ

きました。
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今回の販売体験は「ようようまつり」会場ということで、「ようよう」ってどういう

意味との質問が先生からありました。子どもたちは「ありがとう」ということを

ほとんど知っていました。今年で28回目を迎える「ようようまつり」が子どもた

ちには浸透しているのですね。そしてサービスとして世界の「ありがとう」の紹

介もありましたよ。いい勉強です。
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次に松尾先生からお金と働くことの大切さを教えていただきますが、複数回

受講の子供参加者も多く、先生も講義内容に苦労されています。

まず、前回のキッズの状況を説明、良い点、悪い点などを指摘です。店回り

をきれいに、金の管理を大切に、そしてお客様との接客に気をつけようなど

を説明をされました。前回のキッズセミナーでの販売風景です。

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そしてグループでの活動なので、4つ約束、そして特に「ホウレンソウ」を大

切にということで、我々大人でも頭の痛い話をされました。4つの約束とは

①お互いに理解し、協力し合おう

②失敗を恐れず、挑戦しよう

③最後までやり抜く強い気持をもとう

④仲間への思いやり、社会貢献をしよう
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次いで班分けですが、今回は人数が多いので1班6~7人の計6班に分けま

す。小学校をまたがる班もでるため、どう分けるかを話しあっていきました。

なかなか決まりませんでしたが、話し合い、何とか班分けが決まったので、次

は名札につけるストラップの色を決めていきます。
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班分けが決まると、各班に分かれて、自己紹介をします。サポートしてくれ

る大学生が各班1人ずつ付きます。今回は中国との国際交流の意味も含

めて、中国からの留学生が4人と日本人学生が2人です。

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そして次に役割を決めます。店長、副店長、総務、企画、宣伝、営業、会計

などです。

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それぞれで話し合い役割を決めていきますが、これもなかなか決まりません。

決まらない場合はこれもジャンケンで決めている班もいます。

班分け、役割が決まった休憩後、お店を経営することの勉強です。まず働

くことの大切さ、お金の大切さでは、働くことの対価として給料がいただける

などの説明をしていきます。憲法ではみんなが受けている教育は義務だが、

大人になったら働く義務があるのだよとの説明です。
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学校と仕事との違いの中で、学校では失敗しても、再度挑戦ができるが、

仕事で失敗したら、仕事がなくなるなどの厳しさ、そして企業の社会的責

任などについて教えていただきました。

会社には利益を上げること以外にも、さまざまな社会的な責任もあるんだ

よ。働いている人の雇用の確保、公害防止、環境にやさしく、そして地域の

事業や文化にも貢献しています。「キッズ起業家育成塾」でも今まで先輩が

売上の一部を社会福祉のために寄付しているので、今回もぜひ寄付して

いこう。

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この後、各班で店名や販売する商品についての話し合いがありましたが、そ

の日は「川本町・坂町姉妹縁組25周年式典」が町民センターであったため

途中で退席しました。

「キッズ起業家」は、この土曜日3月3日(土)に第2回目があります。そこで

は販売する商品を話し合い決めていきます。そして10日(土)の学習会では

ビジネスプランの作成、チラシ・ポスターなどの販売促進ツールの作成を行い

18日(日)には「第28回ようようまつり」会場で実際の販売体験に臨みます。

『たくましい坂町っ子』を目指しての産学官連携の「キッズ起業家育成塾」

は、子どもたちにチャレンジ精神を植え付けて、大きな夢に向かってはば

たいてくれるでしょう。

今就活してもなかなか就職が決まらない、厳しい時代です。就職できないの

なら、自分で起業する方法もあります。最近、商工会や商工会議所で「創業

塾」を開催し、起業への支援をしています。

「キッズ起業家育成塾」受講者の皆さんは、10年後たとえ就活が厳しくとも、

商工会の指導・支援のもと「創業塾」を受講し、「起業」して行くことができると、

期待しています。そして、地元商工業者の後継者として、町の商工業の振興

に尽くして欲しいですね。そうすれば商工会もより活気が出てくるでしょう。

そんな遠い先の夢を見つつ、「キッズ起業家育成塾」に熱いまなざしを注いで

います。

こんな事業がわが町を起点に、海田町や船越町へそして県内、全国へと広

がっていけばと期待しています。今廃業が多く起業が少ないという逆転現象

で、地域経済に活力がなくなっています。この事業を通じて、近い将来再逆

転を行い、商工会地域に元気と活力を呼び戻して行こうではありませんか。