こんばんは 「ようよう坂町」
今日から12月です。とたんに寒い日になりました。今週の土曜日は坂町
漁協主催の漁業基地広場で地物の魚を主に扱う「新鮮お魚朝市」が午前
8時30分~開催されます。毎月第1、3土曜日に開催し、漁業者自らが売
り場に立って消費拡大を狙っており、今回で41回目を迎えます。
11月は2回とも雨でしたが、今回も天気予報では雨。何とか晴れて欲しい
ですね。
会場は国道31号からは坂駅前パルティ・フジ坂から約1キロ余り離れた
場所にあるので、案内標識をたどりながら会場へと向かいます。
タイやチヌなどの生け簀コーナーがあります。
タチウオやマアジです。
わたりカニやジャコもいます。
笑顔が勝負の朝市です。元気良い漁師さんです。
いよいよカキがおいしいシーズンとなりました。カキフライの登場です。
そして大腸がん予防に効果のあるタコ天です。野菜と魚のすり身の団子
などもあります。毎回どんなお魚、惣菜があるか楽しみです。
さて、先週土曜日から恒例となった「第15回キッズ起業家育成塾」が始ま
りました。「子どもたちに夢とチャレンジ精神を!みんなで協力して店をひ
らこう」というキャッチフレーズで、町内の小学5~6年生を対象に行ってい
る「キッズ起業家育成塾」は7年前から年2回開催し、今回で15回目を迎
えました。16、17年度は中国経済産業局補助補助事業でしたが、18年
度から商工会単独事業として、そして合併した一昨年からは引き続き坂
支所の事業として、広島文化学園大学、坂町教育委員会の共催を得なが
ら行っています。もう既に400名を超える修了生を出しており、もう第1回
目受講者は大学生となっています。今回の会場は大学の福祉実習室です。
今回は町内坂小学校8人と横浜小学校21人の計29人の参加です。残念
ながら小屋浦小学校からの参加はありませんでした。
第1回目は11/26(土)8:30~12:10に大学で開講。以後12月3日(土)、10
日(土)8:30~12:00と計3回の座学を行い、18日(日)には「第97回さかサン
デーマーケット」で、実際の販売体験を行います。
講師は広島文化学園大学社会情報学部長の松尾先生です。
キッズ起業家育成塾運営委員会木村委員長(元青年部長)のあいさつで始ま
りました。10月に行われた「坂町社会福祉き大会」で、永年寄付いただいたと
感謝状をいただいたとの紹介がありました。毎回売上の一部を社会福祉のた
め寄付しています。
第1日目はオリエンテーション、グループ分け、自己紹介、役割分担、働くこ
ととお金の大切さや企業の社会的な役割等を学び、店名、販売する商品を
検討するというスケジュールです。
オリエンテーションとして、この講座の誕生のいきさつや狙い、そして商工会
のこと、また今年坂町がウォーキングのまち宣言をしたなどとの説明もしてい
まず講義は、松尾先生からお金と働くことの大切さを教えていただきます。
複数回受講の子供参加者も多く、先生も講義内容に苦労されています。
まず、前回のキッズの状況を説明、良い点、悪い点などを指摘です。店回り
をきれいに、金の管理を大切に、そしてお客様との接客に気をつけようなど
を説明をされました。サンデーマーケットでの販売風景です。
そしてグループでの活動なので、4つ約束、そして特に「ホウレンソウ」を大
切にということで、我々大人でも頭の痛い話をされました。4つの約束とは
①お互いに理解し、協力し合おう
②失敗を恐れず、挑戦しよう
③最後までやり抜く強い気持をもとう
次いで班分けですが、今回は人数の関係で5人~6人の5班に分けます。
小学校をまたがる班もでるため、どう分けるかを話しあっていきました。
なかなか決まりませんでしたが、話し合い、何とか班分けが決まっので、次
は名札につけるストラップの色を決めていきます。
これも各班の好き好きの色があり、かち合います。譲り合いがない場合は
じゃんけんで決めます。
班わけが決まると、各班に分かれて、自己紹介をします。サポートしてくれ
る大学生が各班1人ずつ付きます。今回は中国との国際交流の意味も含
めて、中国からの留学生が4人と日本人学生が1人です。
そして次に役割を決めます。店長、副店長、総務、企画、宣伝、営業、会計
などてす。
それぞれで話し合い役割を決めていきますが、これもなかなか決まりません。
決まらない場合はこれもジャンケンで決めている班もいます。
そして10時20分やっとそれぞれの班の役割が決まりました。休憩なしでし
たから、ここで1休憩です。
休憩時間を利用して、前日横浜小学校の公開研究会の時のアトラクション
として、5・6年生児童86人による「地球星歌」の全体合唱があり、素晴らし
い合唱に感動しました。
そのうちの21人が今回出席しているので、歌ってほしいとリクエストをしま
したところ、快く引き受けてくれました。指揮なしアカペラでしたが、素晴らし
い歌声を聴かせてくれました。横浜小学校のモットーは“歌声の響く美しい
学校”というだけあって、さすが素晴らしい歌声の合唱でした。
班分け、役割が決まった休憩後、お店を経営することの勉強です。まず働
くことの大切さ、お金の大切さでは、働くことの対価として給料がいただける
などの説明をしていきます。憲法ではみんなが受けている教育は義務だが、
大人になったら働く義務があるのだよとの説明です。
学校と仕事との違いの中で、学校では失敗しても、再度挑戦ができるが、
仕事で失敗したら、仕事がなくなるなどの厳しさ、そして企業の社会的責
任などについて教えていただきました。
会社には利益を上げること以外にも、さまざまな社会的な責任もあるんだ
よ。働いている人の雇用の確保、公害防止、環境にやさしく、そして地域の
事業や文化にも貢献しています。「キッズ起業家育成塾」でも今まで先輩が
売上の一部を社会福祉のために寄付しているので、今回もぜひ寄付して
いこう。
この後11時からは孫娘の通っている横浜若竹保育園の第3回発表会が
あったのでそちらへ出席ました。祖父としてでなく、来賓席に座りました。
この保育園は町営から3年前に民営に代わっており、今回で3回目の発
「キッズ起業家」は、この土曜日12月3日(土)に第2回目があります。
そこでは店名を決めたり、販売する商品を話し合い決めていきます。そ
して10日(土)の学習会を行い、18日(日)には8周年を迎えた「さかサン
デーマーケット」で実際の販売体験に臨みます。キッズ起業家は、年末の
サンデーマーケットではお馴染みとなり、歳末の風物詩となってきています。
『たくましい坂町っ子』を目指しての産学官連携の「キッズ起業家育成塾」
は、子どもたちにチャレンジ精神を植え付けて、大きな夢に向かってはば
たいてくれるでしょう。
18日(日)は、ぜひサンデーマーケットに来ていただき、キッズ起業家を
支援くださいますようお願いいたします。