こんばんは 「ようよう坂町」
今日は好天でしたが、夜などは肌寒い日となりました。今までが暖かかった
ので、余計寒さを感じますが、これが平年とのことです。
そんなあたたかい晩秋の先週土・日と坂町と姉妹都市縁組を結んでいる島
根県川本町・坂町特産品フェアがフジグラン安芸(16,481㎡)の国道31号沿
いの屋外広場と1階店内で開催されました。
平成7年開店前に坂町商工会とフジが協定書を結んだ時、大型店の地元
貢献ということで、無料で場所を提供するということを一項目加えました。
今年で16回目です。島根県川本町とは25年前から姉妹縁組を結んでお
り、各団体等で交流が行われています。この特産品フェアは、川本町との
経済交流の一環でもあります。川本町は以前郡7町の中心で、出先官庁が
多く、それに経済依存していました。しかし、最近出先の撤退に伴い、経済
も先細りになり、人口減が著しくなっています。特産品を開発し、地域経済
の活性化が急がれています。
また、川本町も坂町と同様に、合併せずに単独町を選択しているので、経
済基盤の確立は急務です。
フジは1~2階が店舗で、3、4階や屋上が約1千台の駐車場となっています。
店の隣はもう広島市安芸区矢野町となっています。
このフェアは、両町の役場が開催ということで、商工会としてはほとんどかか
わっていません。
生活実習所のわいわいハウスは、運営資金捻出のため、わた菓子やコー
ヒーで出店です。陶芸グループは、自分たちの作った作品の展示販売です。
野菜グループは、とれたて新鮮野菜を100円均一で販売です。もう昼前
坂町の木「梅」にちなんだ梅ワイン「梅の薫」もあります。白とロゼがあり
1本650円です。
芸州坂うどんとして2食だし付きで1袋400円で販売。一杯300円の実演
販売もあり、2日間とも昼食として食べました。
穂が紫色をした麦(モチ麦ともいわれる)カルシウムや鉄分が多く、健康に
よいといわれています。
坂のかきを使った「かきご飯」は人気のある商品で行列ができています。
1個300円です。
川本町からは農協や生産者グループ、町内の食品業者などが出店して
います。最近川本町では健康食品として「えごま」の作付を拡大し、生産量
を増やしています。開発商品もえごま油や煎りえごま、えごませんべいなど
商品数を増やしています。昨年は「全国えごまサミット」の開催するほど力
川本町の特産品といえば、最初はひまわりせんべいと柚子ようかんぐらいで
でしたが、随分商品が増えました。
川本町の新鮮野菜です。
川本産のもち米を使った杵つき餅の実演販売が人気があります。
この餅つきの実演販売は、毎年3月の「ようようまつり」にも来ていただいて
いますが、2月のカキ祭りである坂町漁協の「坂町水産まつり」と同時開催
の「さかサンデーマーケット」の100回記念にも来ていただくようお願いをし
ておきました。
またイベントとして、日曜日は坂和太鼓同好会の演奏が2回ありました。
続いて同好会の皆さんの勇壮な太鼓演奏です。この和太鼓同好会は、姉妹
縁組で川本町の『江川太鼓』に指導していただき、誕生しました。
年の一度の「特産品フェア」ではありますが、最近フジグラン安芸を取り巻く
周辺大型店環境は厳しくなっており、フジグランのお客さんも年々減っている
ようです。こうした中での「特産品フェア」も大型店の集客に頼るだけでなく、
「特産品フェア」だけでの魅力づくりも必要ではないでしょうか。行政だけの
毎年同じような商品を並べるだけの余り工夫のない「フェア」では人は呼べな
くなってきます、農商工連携などにより、町ぐるみでの経済対策の一環として
取り組み必要性を痛感した2日間でした。
例えば、先月の広島市での「フードフェスティパル」や「てっぱんグランプリ」に
出店し、大いに検討した坂町ブランド委員会の「ようよう焼き」や坂町漁協の
「かき入りたこ焼き」なども一緒に出店するともっと魅力的になるのでしょう。
来年2月25日(土)には坂町で姉妹縁組25周年記念式典があります。これ
を契機にして、初心に帰り、姉妹縁組の今後のあり方について考えていくこ
とも重要ではないかと思います。この「特産品フェア」も真剣に考えていかなけ
ればならないのではないでしょうか。