こんばんは 「ようよう坂町」
今日は地域のための会合が2つありました。午後1時30分からは
坂町交通安全対策協議会です。この会合は海田警察、国交省国道
事務所、坂町、町内小・中・高校、保育所・園、交通安全協会、消防
団、女性会、JRと議員などで構成されており、私は議員として初めて
出席しました。
まず、会長である町長さんの挨拶の後、自己紹介をし、次に海田署
管内や町内の交通事故状況が警察によって報告がありました。
前年対比管内の交通事故は増加しているが、坂町内の事故は大幅
に減少しており、皆さんの取り組みが成果を上げているとのうれしい
報告でした。
次いで22年度の交通安全実施報告と23年度実施計画についての
議題に移り、交通安全協会から「四季の交通安全運動について」、役
場からカーブミラーやガードレールなど「交通安全施設整備状況につい
て」の説明があった後、「保育所、小学校、坂中学校、高校の交通安全
について」の説明が、それぞれ代表者からありました。
合わせて各園・学校からの交通安全に対する意見・要望がありました。
一年で一番日が長い日が昨日から続いていますが、夜7時からは町民
センターで「坂町文化団体連絡会議(仮称)」が初めて開催されました。
こちらは文化協会の役員として、また横浜戸主会の理事長代理での出席
です。役場前から見た森山付近の夕焼けです。
今回の会合は、地域に伝わる伝統文化継承問題について、文化協会
が町内団体に呼び掛けて、初めて開催されました。文化協会役員を始
め、教育委員会、町内各地区住民福祉協議会など35人の多数の出席
がありました。まず、文化協会会長の「各地区に伝わる伝統文化の継承
が少子高齢化で危機的状況になっており、町ぐるみで取り組み継承し
て行きたいが…。」との主旨説明の後、いろいろと話しあいに入りました。
初めてということでとまどう方もいましたが、こういった会合を引き続き、
開催して行くこと。各団体へのアンケートを行い、課題と成功事例など
を収集した後、次回開催しようということになりました。
また、今年8月4日には午後7時から坂地区は坂小学校で、横浜地区
は横浜小学校で、8月5日には小屋浦小学校で、坂町音頭や昔から
伝わる「地踊り」の合同練習会を開催することと、それに対する協力を
申し合わせました。私の住んでいる横浜二部地区の盆踊り大会です。
今年8月20日(土)には、パルティ・フジ坂で潮の香祭がありますが、
そこでは「合同盆踊り大会」が予定されています。坂町音頭と地踊りを
踊ります。これも地区の盆踊りを合同で行うことによって、よりにぎやか
に盛り上げて行こうと数年前から開催しています。横浜地区は、四つ竹
を使ってカチカチと踊ります。
文化継承を子どもへとの願いがあり、今回の会合となりましたが、横浜
地区では、既に子どもへの継承に取り組んでいます。先日行われた横
浜小学校の運動会では、地元の伝統芸能を取り入れ、演技の発表を
しています。全校児童・PTA・地域の皆さんによる「横浜おどり」です。
横浜小学校では、地域の伝統文化を大切にしようということで、古く江
戸時代から伝わる盆踊りの“地踊り”を「横浜踊り」として30年余り前か
ら、そして260年の伝統の「曳船」は20年前から取り組み、発表してい
ます。
この「横浜おどり」は8月のお盆に横浜の各地区で行われています。
“四つ竹”を使って踊ります。漁業の町なので最初は貝殻を使ってい
たようですが、割れやすいので竹に変わったとのことです。竹をカチ
そして秋祭りで有名な「曳船」です。5・6年の全児童による演技です。
この「曳船」の小船は、(財)横浜戸主会が「曳船」の伝統を子どもたち
にも伝えたいと、平成元年10月に小学校に寄贈したもので、実物の
2分の1の大きさです。その年の八幡神社の秋祭りに奉納され、運動
地域の方が音頭に駆け付けてくださいました。太鼓は子どもたちがた
そして本部席の前に戻り、校長先生の前で表敬の演技です。それが
終了すると、いよいよ荒波に向かって進んでいきます。
荒波が前から振りかかってきました。船首をあげ、波を乗り越えてい
そして後ろから波に押されて、船尾をあげ早くつき進んでいきます。
この動作を3回ほど行います。その勇壮な姿に場内からは思わず拍
手がわきます。感動のシーンです。
今年の秋祭りは10月9日(日)で、地域の青年たちが担ぐ「曳船」とと
もに、5・6年生による「曳船」の小船は坂八幡神社に奉納されます。
ぜひその勇壮な姿をご覧になりに、お出でください。
町内の脈々と伝承されている伝統文化、もう廃れてしまっているものも
ありますが、現在まだ健在なものも多くあります。しかし指導者が高齢
となり、しかも後継者も少なくなっている地区もかなり出ています。
今、後継問題に取り組まないと、貴重な伝統文化が廃れてしまう可能
性があります。
今回の連絡会議は遅きに失した感もなくはありませんが、それでも今回
の出席状況を見た時、その関心の深さに切実な問題を見ることができ
ました。今回はまず8月の盆踊りへの取り組みの後、アンケートなどを
行い、その後再度会合をしようということですので、期待したいですね。