こんばんは 「ようよう坂町」
今日日曜日は毎月行われる「さかサンデーマーケッ
ト」の第83回と「ようよう坂町ウオーキング」が開催
されました。サンデーマーケットはいよいよ来月7周
年を迎えます。そして一方のウオーキングはウオー
キングのまち宣言をしている中、主要事業となってい
ます。今回は広島文化学園大学が担当でした。
ウオーキングといえば、先月旅行したニュージーラン
ドには「世界一美しい散歩道」といわれるミルフォー
ドトラックがあります。テ・アナウ湖からミルフォードま
での54キロのコースで、ガイド付き3泊4日のトレッ
キングツアーは2000ドル(13万円ぐらい)とのこと
です。次回はぜひ挑戦してみたいですね。
「世界一美しい散歩道」の一端を体感しようと訪れた
のがミルフォードロートの途中、キャズムで、トラック
の一部となっています。
苔が木らかぶら下がっている原生林の中を歩いて
NZは日本の約70%の面積ですが、「世界の箱庭」
といわれるほど、バラエティに富んだ自然があります。
その中で、日本にないものがあります。氷河です。
そして氷河が削ってつくった湖や峡湾です。
宿泊した美しい町、クインーズタウンのあるワカティ
プ湖を出発し、世界遺産の「ミルフォードサウンド」
に向かいます。湖の対岸がクイーズタウンです。
曇り空で天候が心配です。
湖の周辺には氷河が運んだ大小の石がごろごろ堆
積されています。モレーン(氷河が運んだ堆積)といわ
れるものです。
NZの郊外はほとんどが牧場です。国道沿いには
フェンスがずっと続いています。羊の牧場の柵は
中にはこんな高い柵もあります。世界一の鹿肉輸出
国となったNZですが、その鹿の牧場です。低い柵だ
ミルフォードトラックの出発点であるテアナウ湖に到
着。ここも氷河湖で、NZで2番目の広さです。虹ます
釣りができる湖です。
テアナウ湖を過ぎ、最後のトイレ休憩はノブスフラッ
トです。氷河が残した堆積物を上空から見ると「ドア
「ザ・ディバイド」という分水嶺を過ぎると、目の前に
「ホーマートンネル」はミルフォード開拓のために掘ら
手掘りのトンネルで電気がなく、真っ暗でスリル満点
です。何でもこの真っ暗な中を走るマラソン大会が
あるそうです。
ここから一気に高度差800mを下ると今回のツアーの
最大のハイライト「ミルフォードサウンド」に着きます。
途中、山肌には無数の滝が見えます。滝の中でも常時
ある滝は「フォール」、雨が降った時にできるのが「カス
ケード」といわれています。ミルフォードは年間の2/3
以上が雨というところです。先日も雨のため、ツアーが
引返したとのガイドの説明でした。その点では今日は
ラッキーであったとのことです。至る所にカスケードは
みられるし。
いよいよミルフォードへ到着で、待望のクルージング
船乗り場正面には「マイターピーク」が美しく見えます。
天気を心配していましたが、奇跡的な回復です。
海面から直接そそり立つ山としては世界一高い山と
クルーズ船に乗るとすぐ対岸に見えるのがスターリン
滝です。後でこの下を通りますが、この滝の高さが
146mですが、雄大な景色の中では小さく見えます。
最初の滝は小さな滝ですので、水が海面付近では
それに太陽が当たり、虹となっています。
は数100mあります。海面からそそり立つ山々は
1千mを超え、本当に感動する景色です。
フィヨルドといえば、ノルウェイですが、南の小さい島
NZでこんな雄大な景色が見えるなんて驚きです。
S字の滝も見えますが、これもカスケードでしょうか。
昨日の雨でこんなにも流れ落ちているのでしょうか。
デイルポイントは、ミルフォードの入口にある場所で
すが、横幅は548mと狭い場所です。NZを発見した
のは探検家クックでしたが、この奥に峡湾があること
入口から外洋を見たところです。雲が一杯広がっ
ています。
いるようです。
天気がよく、余り寒くなかったので、船上ではこの圧
倒されるスケールの大自然を見ようとたくさんの人が
この雄大な景色を満喫しています。至る所で歓声が
あがります。
「シール・ロック」というアザラシが休んでいる岩です。
往路で見た「スターリン滝」です。高さ146m。
滝の近くに行きます。
滝の下、滝つぼへ行くと、水しぶきがかかってきます。
復路は逆光になり、ますます幻想的な景色です。
船着き場近くに「ボーエン滝」があります。高さ160m
日本にないフィヨルドの雄大な大自然。その美しさ
に感動しながらの1時間45分のクルーズは終わり
を告げようとしています。逆光にはえるマイターピー
クが最後の雄姿を見せてくれます。
天候不安の中でのミルフォードクルーズではありまし
たが、まさに奇跡的に晴れ渡り、雪のかぶった山々
の美しい姿を見せていただくことができました。
ガイドさんが、皆さんは本当にラッキーだった、平生の
行いがよほどいいのでしょうね、といわれたことばが
妙にうれしかったですね。
NZは冬が雨季といわれ、日本でいえば3月上旬です。
1週間前のツアーでは雨天のため途中で引返したり
ツアー前日の雨、そして私たちが日本に帰ってからは
雪交じりの荒天続きだったようで、この瞬間だけが晴れ
の天気のようでした。まさにガイドさんがいわれるように
超ラッキーと言わざるを得ません。
こうして今回のツアーのハイライト「ミルフォードサウンド」
の1日ツアーは感動を胸に終わりを告げました。
この1日ツアーは往復600キロ超える長旅でした。