こんばんは 「ようよう坂町」
今日広島地方は梅雨入りしました。昨年より10日
遅い梅雨入りです。
全国展開事業を契機に、ブログ発信を2007年
8月28日スタートし、今日で1,000回目を通過さ
せていただきことができます。ようよう、ありがとうご
ざいます。約3年近くですが、この間ブログを通じて
多くの方とのご縁をいただきますとともに、励ましの
コメントなどをいただくことによって、続けることがで
きたのではと感謝いたしております。ありがとうござ
います。「継続は力なり」と言いますが、「継続は意
志の力で、大きな力となる」と思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。
くしくも今日は元広島カープ衣笠祥雄さんが1983
年6月13日に連続試合出場2131試合に到達、
それまでルー・ゲーリックの保持していた世界記録を
更新された記念日です。
また、小惑星イトカワの岩石採取に挑んだ探査機
「はやぶさ」が今日深夜、7年ぶりに地球に帰還しま
した。月より遠い天体に着陸し、地球に戻ってくるの
は史上初という歴史的な日です。
そんな日にどんなブログを書こうかと思っていました
ら、昨日地元宝海寺仏教婦人会の創立50周年記念
大会がありました。
折しも今年は同じ商工会法施行50周年の年で、広
島県連の50周年記念大会は10月4日に開催され
ますが、各地の商工会でも記念事業が開催されるの
ではないでしょうか。
50年という半世紀に及ぶ長い間の活動には幾多の
困難もあったでしょう。先輩諸氏から継続し続けてこ
そ今日があります。敬意を表したいと思います。
55年前の宝海寺前の横浜海岸で、初代のご住職
をお迎えする行列です。説教所から宝海寺となりま
した。海岸通りが拡幅されていますが、まだ堤防は
ありません。宝海寺仏教婦人会はその5年後に誕生
ということになります。
昨年の5月の宝海寺本堂修復落成慶讃法要と親鸞
聖人750回大遠忌法要で稚児行列を同じ通りで行い
ました。まん中の家は同じ家です。歩道が整備され、
車道も整備されています。時代の移り変わりを感じま
昨年大屋根のふき替えが完成しました。大会が始まる
浦西昭寺婦人会の皆さん、門徒総代や門信徒の皆さ
ん約200名近い方が参集されました。
午前10時から始まった大会はまず記念法要です。
合掌・礼拝の後、献花や宗祖讃迎作法による正信
偈や和讃などの音楽法要が行われました。
仏教婦人会会長のあいさつの後、ご住職と総代長
祝辞がありました。
10時50分からは記念講演です。ご講師は昨年の
慶讃法要のご講師でした元中央仏教学院講師で
広島市佐伯区湯来町最広寺副住職の中村英龍先
生です。
まず冒頭「皆さん花を描いてみましょう」といわれ、
突然のことなので驚くとともに、皆さん懸命に書いて
おられました。
ご講師は、こんな絵ではありませんか。花だけ描かれ
たのではないですか。これでは花が花としては成り立
なぜか。本当の花の姿はどこにあるのでしょうか。
花には見えないところに根っこがあります。また太陽
の光、水としての雨も必要でしょう、土もなければなり
ません。そして土の中には微生物もおります。
そのいろいろなつながりがあって、初めて花が花とし
て成り立つのです。つながりの中で生かされ、生きて
いるのです。正に“縁起の法則”です。
孤独になってはいけません。
みんなの命がつながり、支えあって生きており、阿弥
陀様と向かい合い聴聞することにより、心を休めで行
き、人生の支えとしてほしいとのありがたいお話でした。
12時からは昼食ですが、会員さんによるアトラクショ
ンは、まず舞です。
次は若婦人によるハンドベルの美しい音色の演奏
と題して元中央仏教学院講師の中村英龍先生の
ご講演がありました。金子みすゞは明治36年山口県
仙崎生まれで昭和5年26才で死亡。20才頃から5年
間で512編の童謡詩を作りました。「天人」という詩の
紹介をしていただきました。この詩にはお母さんのさび
しさと愛情のふたつの心があります。天人の姿に母を
休憩時間には、ありがたいお茶やコーヒーのご接待
そして13時40分から70分間、「金子みすゞをうたう」
ちひろさんの記念コンサートがありました。
歌は金子みすゞの詩「王子山」「大漁」「さびしいとき」
「星とたんぽぽ」「このみち」と歎異抄を歌った「五劫
思惟の願い」「ただ念仏して」を歌われ、みんなで「ふ
るさと」を一緒に歌いました。
「明るい方へ」は軽快な歌。会場の皆さんの手拍子と
ともに、そしてフィナーレは「私と小鳥と鈴と」です。
歌い終わられ、場内は感動で万雷の拍手です。
アンコールはお馴染み「千の風になって」です。
15時記念大会が無事終了しました。その後ちひろさん
とご講師を囲み、記念撮影です。
そして後片付けも終わり、会長のお礼のお言葉です。
最後はお世話をいただいた役員さんで、ご苦労さんと
今後の護持発展とご多幸を記念し献杯です。
かくして仏教婦人会の創立50周年記念事業は盛会裏
に無事終了しました。お世話いただきました役員の皆さ
ん、住職さん、坊守さんご苦労様でした。そしてありがと
うございました。仏教婦人会活動はこれを契機にますま
す発展して行くでしょう。
みんなのつながりで生かされ、生きている私たち、皆さ
んとのご縁に感謝したいですね。そのことを痛感させら
れ、感動のすばらしい1日でした。