金子みすゞをうたう、ちひろさん記念コンサートに感動! | ウオーキングの町 坂町

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瀬戸内の海と山の自然豊かで人情味のある坂町!ネットワークされ、バラエティに富んだウオーキング道を活用し、「ウオーキング日本一のまちを目指して」歩き出します!!『悠々健康ウオーキングのまち』宣言をしました。

こんばんは 「ようよう坂町」


お詫びです。昨日ご連絡しましたが、先日開催の「第2

回リオdeビーチカーニバル」などの様子がNHK広島さん

のテレビ放送で明日放映されますと。6月16日(水)18:10

お好みワイドの中の「わが街 発見」コーナー(18:30頃)

で『坂町の町おこし』と題して放送れますので、ぜひご

覧くださいとのことでしたが、今日直前になって取材を

いただいた記者さんから連絡があり、緊急の件があり、

今日の放送は取りやめになり、明日に変更になるとの

ことでした。いろいろな方にPRしていましたが、時間的に

どうすることもなく、失礼しました。お詫び申し上げます。


さて、今日は梅雨の中休みか、日和がよく暑い日となりま

した。日中は少し足をのばし、広島市から約50㎞余りの

距離にある安芸高田市甲田町の「湧永庭園」へ行ってき

ました。

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園内は平日にもかかわらず、多くの人出賑わっていました。
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今はバラの花がきれいに咲いており、7月4日まで無料

公開されていますので、ぜひ一度訪れてみてください。
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夕方は海の見える宝海寺で親鸞聖人750回大遠忌法要

事業の完了に伴うご礼状と記念品配布のための準備作

があり、手伝いに行きました。
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今日は親鸞上人の月命日ということで、その後の打ち上

は精進料理です。
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さて、先週土曜日に行われました宝海寺仏教婦人会の

創立50周年記念大会がありましたが、その記念コンサ

トとして、ちひろさんが“金子みすゞをうたう”があり、

大きな感動をえましたので、その紹介をさせていただき

ます。大会が始まる前の宝海寺です。
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午前10時から始まった大会は記念法要、記念講演の

後、昼食をはさみ、再び記念講演で「金子みすゞのここ

ろ」と題して元中央仏教学院講師の中村英龍先生の

ご講演がありました。
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そして13時40分から70分間、ちひろさんの
「金子みすゞ

をうたう」が記念コンサートがありました。

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ちひろさんは、山口市出身・在住の歌手・作曲家です。

4歳から歌とピアノを習い、大学在学中(京都)から作

曲家として活動され、24歳の時東京へ拠点を移動、

様々なアィストに楽曲を制作提供。

平成15年(2003年)に帰郷、その年が童謡詩人金子

みすゞが生誕100年であったことからその詩と出合う。

現在、童謡詩人金子みすゞの詩に作曲し歌う活動をは

じめ、全国各地、台湾、イタリアな年間50回以上の公

演活動をされ、CD作品もこれまで10枚を発表してい

ます。

KRY山口放送の「ちひろDEブレイク」ではラジオパー

ナリティをつとめて6年になります。

「歎異抄」や「万葉集」などに曲をつけ楽曲されたり、

CMソング、全国各地のふるさとソング、高等学校の校

歌など幅広い音楽を制作されています。

http://www.chihirosound.com/

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ちひろさんのトークで13時40分記念コンサートは始まり

ましたが、昨日来られ、リハーサルをされた時、本堂は天

井がとても高く、お寺の本堂の中でも珍しく正方形に近い

形で、間に柱がないので、音がとても広がりやすく、響きが

とてもいいので大いに気に入られたとのことでした。

実はこの本堂は昭和5年に説教所として建設されたもの

で、まさに広い本堂は自慢のものです。
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ちひろさんが歌われる金子みすゞさんは明治36年山口県

仙崎生まれで昭和5年26才で死亡。20才頃から5年間で

512編の童謡詩を作りました。

その詩は現在小学生の国語の教科書にも掲載されています。

現在坂町では来年度から新しくなる教科書の採択のため

の住民への閲覧が行われていますが、3年生の教科書に

のっていました。
歌は金子みすゞさんの詩「王子山」「大漁」「さびしいとき」

「星とたんぽぽ」「このみち」、そして歎異抄を歌った「五劫

思惟の願い」「ただ念仏して」の順に心にしみる歌を歌われ

ました。

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「大漁」の詩の歌ですが、鰯の大漁だが、海の中では

鰯の弔いがあるとの有名な詩です。詩を紹介したいの

ですが、著作権の関係で紹介できないのが残念です。

金子みすゞさんの詩は、著作権はないですが、著作権が

ないことで、いろんなところで自由に掲載されてきたところ

詩の言葉が間違って掲載されているものがとても多いとの

ことです。「著作保護」という意味でJULA出版局さんが書

類の申請をお願いされています。電話で問い合わせてみ

ましたところ、申請用紙を送っていただきましたが、許諾

完了までかなりかかるということで、詩の紹介を断念しま

した。

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本堂から見える海を見つめながら歌う「王子山」と「大漁」

は、他では味わえない感動がありましたと話されました。

「王子山」は仙崎を歌った歌です。

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「大漁」の鰯の弔いということですが、宝海寺では、毎年2

月に追弔法要をつとめます。1年間に亡くなられた方々、

そして魚族の追弔です。昔はこの法要のことを「いわしの

法事」と呼んでいました。お寺の前に広がる海ではよく鰯網

漁がされていました。その意味では坂町もまさに「大漁」の

詩の心が生まれる町ではないでしょうかと話されていました。

広島県 坂町商工会

続いて「さびしいとき」「星とたんぽぽ」「このみち」の詩を歌っ

ていただきました。

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そして歎異抄を歌にしてほしいとの願いで曲にされた「五

思惟の願い」「ただ念仏して」を歌っていただきました。

思わず手を合わさざるを得ない歌ですね。
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そしてみんなでお馴染みの童謡「ふるさと」を一緒に

歌いましょうと。みんなで楽しく歌いました。

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次は「明るい方へ」は軽快な歌。会場の皆さん手拍

をお願いしますと、皆さんの手拍子とともに歌っていた

だきました。

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そしてフィナーレは「私と小鳥と鈴と」です。この詩集は

12歳の時に父が買っていたみすゞさんの詩集ですが、

ずっと開かずにいました。平成15年(2003)1月に6年

半の東京での活動にピリオドを打ち、13年ぶりに帰郷

しましたが、その年は偶然にも、金子みすゞさんの生誕

100年という記念の年でした。その時ふと手にしたのが

この詩集でした。この時が金子みすゞさんと出合うご縁

だったのですねと。それから金子みすゞさんの詩を歌い

はじめ、7年がたちました。
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フィナーレの「私と小鳥と鈴と」の最後の部分の鈴と

小鳥と私、みんな違って、みんないいというところが

ありますが、そこは手話とともに歌いますので、皆さん

手話を一緒にし、歌いましょうと、手話の講習も始まり

ました。

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鈴は、小鳥は、私は、みんなは、違っては、いいは

と手話を教えていただきます。
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そして、皆さんと一緒に手話とともに歌っていただき、

フィナーレは大いに盛り上がりました。
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歌い終わられ、場内は感動で暖かい万雷の拍手です。

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拍手が鳴りやまず、アンコールで再び登場です。

アンコールの歌はお馴染みの「千の風になって」です。

皆さん一緒な歌いましょうと、皆さんと一緒に歌って

いただきました。

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15時記念コンサートは感動のフィナーレです。その感

動を胸にちひろさんとの記念撮影です。

快く応じていただきました。仏婦役員の皆さんです。中

には私の妻もいます。
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ちひろさんとご講師さんそして住職さん、仏婦役員さん、総

代さんとの記念撮影です。
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かくして記念コンサートは盛大に感動のうちに終了し

ました。ありがとうございます。ちひろさん。そして企画

していただいた仏婦の皆さん。心から感謝申し上げます。

ちひろさんはこのコンサートの様子や前日のリハーサル

の模様をブログで書かれていましたので、早速コメント

を書かせていただきましたら、すぐに心暖かい返信があ

りました。

「金子みすゞ」さんの詩の世界、そしてちひろさんの歌と

の出合い・ご縁は、大げさではありませんが、これから

の私の人生にとって、大きく影響しそうです。

ありがとうございます。