おはようございます。「ようよう坂町」
今日は“2010ひろしまフラワーフェスティバル”の花の
総合パレードの日です。横浜地区の「曳船」は16年ぶ
りの参加です。少し暑いとの天気予報ですが、好天に
恵まれ、波穏やかな海です。
浜地区から伝統のある「曳船」の参加です。
朝6時30分から曳船の飾付けで準備が始まりました。
30名が行いました。
曳船の船体の内部です。太鼓をたたく人が一人乗りま
す。狭いのと担ぎやすいようにと小柄で体重の軽い人
飾付けもかなり進んできました。船ですので、海の上を
進んでいきますので、ブルーの飾りは波を表しています。
飾り付けもいよいよ大詰めです。
宿禰は、古事記では「建内宿禰(たけしうちのすくね)」、
日本書紀では「武内宿禰(たけのうちのすくね)」と記され
ています。
伝説では、実に360歳という長寿を誇る怪物的な存在で
す。それにちなんで延命長寿の神さまとして知られていま
す。また不思議な霊能力を発揮する武運長久、厄除けの
神さまでもあります。
「古事記」には、大和朝廷初期に大臣として活躍したとい
う伝説的な人物で、景行・成務・仲哀・応神・仁徳の5代の
天皇に244年間も使えたと記されており、大変長寿なお人
であります。したがって以前は聖徳太子よりも人気があって、
明治から昭和の戦前まで何度か紙幣の図柄に使用されて
いるほどでした。
蘇我氏や葛城氏の先祖とされる人物で、蘇我馬子一族を
モデル武内宿禰という伝説的な存在は、天皇の中心として
古代の政治で重要な役割を果たしたわけで、そこから”日
本初の宰相”と崇められるようになったのです。
曳船は、1749年建造(今の船は平成5年建造)で、元は
「率船」ともいわれ、軍船で船団を率いるイメージのようで
した。その関係で刀や弓矢、鉄砲などの武器の飾りが随
所にあります。
平和の時代なので、軍船イメージを和らげるため曳船
となったのでしょうか。戦後のことです。飾付けが完了
した曳船です。1時間半近くかかりました。
飾り付けが終わったら、近くの反省会会場である宝海
寺へいき、会場準備。完了後、準備のご苦労さんととフ
ラワーへ向けての決起のための乾杯です。
いったん自宅に帰り、再び11時15分に集合、11時30分
から出船式を行い、12時にトレーラーとトラック2台に大小
曳船を積み込み、参加者はバス4台に乗車し、フラワー会
パレード開始は午後1時44分です。約30分余りをかけて
約1200mの平和大通りをパレードします。曳船から2番
後の午後1時50分には、たけぴょんさんの祇園音頭が出
発です。その前12時34分からは東京ディズニーリゾート
のミッキーマウスなどの特別パレードもあります。
たった今、中国新聞の記者の方から電話があり、密着取材
をしたいとのことでした。
16年ぶりの「曳船」参加で、坂町制60周年を祝うとともに、
坂町の若者や子どもたちの意気込みと大小の曳船の勇壮
な姿を披露し、多くの方々に感動していただきたいと思って
います。皆さんぜひパレードの観賞においでください。