こんばんは 「ようよう坂町」
昨日の文化の日は久しぶりにのんびりした
一日になりましたが、夕方広島ホームテレビ
の「Jステーション」という番組で、広島県商工
会連合会の「ひろしまフードフェスティバル」
の出展状況が12分間にわたって放映され
ましたので、その様子を紹介します。
「Jステーション」は、私どもも何度となく紹介
していただいており、地域情報発信になかな
か熱心な番組です。
「ひろしまフードフェスティバル」の主催はRCC
中国放送なので、他局の取材はなかなか勇気
のいることではないでしょうか。
今回の番組は「広島発ご当地焼きそば 商品
開発の舞台裏」という特集です。
広島県商工会連合会では、今年度の「地域資
源∞全国展開プロジェクト」で、焼そばを広島の
新名物にするための「広島焼そば鉄板プロジェ
クト」を行っており、います。同プロジェクトで開
発中の「広島焼そば“極(きわみ)”」の開発状
況の紹介番組です。
広島鉄板文化の代表は「お好み焼」です。
おいしさを再認識してもらうとともに、商工会地
域にたくさんあり身近な「お好み焼店」にこの新
しい「広島焼きそば」を通じて元気になってもら
おうとの広島県商工会連合会の取り組みを紹
介、プロジェクト参加協力店で焼そばの消費拡
大を図ろうとしています。
ところが同じ鉄板で焼かれている「焼きそば」
は同じように食べられていても、その陰に隠
れて目立ちません。
広島県連ではこの「焼きそば」を広島の名物
として全国に売り出そうと、昨年から調査事業
を行ってきました。
今年度の「地域資源∞全国展開プロジェクト」
で、焼そばを広島の新名物にするための「広
島焼そば鉄板プロジェクト」を行い、商品開発
に取り組んでいます。
ショー」に出展し、全国にお披露目する予定です。
その前哨戦として、去る10月24~25日に
広島市で開催され、約82万人で賑わった
お好み焼の陰に隠れている「焼きそば」は
本当に広島県民は好きなのかの調査もしま
されており、開発に追い風となりました。
プロジェクト委員会でいろいろと検討、開発し
た商品を、参加メンバーのお好み焼き店で
試作し、試食会を開催しました。
焼きそばの中にいか天も入りますが、昔は
肉が高級だったので、その代りに入れたなご
りとの紹介もされました。
お好み焼ソースや焼きそばソースは、広島で
は代表的なメーカーがありますが、あくまでも
独自の焼きそばソースを作ることになりました。
牡蠣にワインを加えた豪華な焼きそばソース
ですが、いろいろと試行錯誤を重ねました。
そして納得の焼きそばソースが完成しました。
「焼きそばワインソース」です。
広島産の牡蠣やホルモンなどを具材に使用し、
広島産味噌がベースのオリジナルブレンドの
ソースで味付けを施した逸品で、高級志向で
全国のご当地焼きそばとしては、秋田の横手
焼きそば、静岡の富士宮焼きそばなど8か所
が紹介されましたが、その一角に加わることが
できるでしょうか。
9月14日にはプレス発表があり、やっと日の
目を見ることができました。
ブランド名は広島焼きそば「極(きわみ)」です。
フードフェスティバル3日前の県連会議室での
試食会、まだ味の調整が最終的に決まらず
あせりも出てきます。
「う~んどうかな」試食が続きます。
後3日、味の調整は間に合うのでしょうか。
そしてフードフェスティバル当日を迎えました。
あらっ、どこかで見た後姿かと思ったら、何と
私の後姿でした。瞬間でしたが、確かにそう
です。でも何でここで登場したのかわかりま
開店前の試食です。
広島産の牡蠣やホルモンなどを具材に使用し、
広島産味噌がベースのオリジナルブレンドの
ソースで味付けを施した逸品は、最高の味に
仕上がったようです。
さあ、お客さんの反応はいかがでしょうか。
24日の午前中は出足が遅く、売れ具合も
芳しくなく、不安を抱かせました。
昼頃からどんどんお客が増えて来ました。
店の前には行列ができるようになり、休む暇も
なく、焼きそばを焼いて行きます。
結局は好評で2日間で666食を早々と完売し
お客さんからの調査事業ということで、アンケ
ほとんどがおいしかったという反応で、一安心
広島の名物として、育ってほしいですねとの
「あれっちょっと忘れていませんか」当日結構
テレビ取材を受けた他の店の紹介が全くあり
ませんでした。
当日は県連の他にプロジェクトメンバーの“お好
み焼き仔ぐま(五日市商工会)”出品の「昔なが
らの広島焼そば」、アルデンテパスタ風特製太
麺を使った昔懐かしい味の焼そばの出展もあり
ました。
球頭部が尖った“芸北とんがりキャベツ”とお
餅、特製ソースの組み合わせが斬新なヘル
シー焼そばで、モチものっています。
坂町からは現在、坂町ブランド開発委員会で
ウォーキングをしながら食べられるお好み焼き
を開発試作中ですが、今回は焼きそばバージ
ョンとして「ワンハンド焼きそば」を販売しました。
「ワンハンド焼きそば」はピタパンを町内の
パン屋さんに作っていただき、その中に焼き
そばとレタス、トマトなどをはさみ、紙に包ん
で食べます。片手で歩きながら食べられます。
今ままで坂町内だけでの試験販売でしたが、広
島市という大都会でしかも大規模イベントで、競
争の激しい中、どう評価されるかが楽しみでもあ
り、不安でもありました。午前中はコーナーに人
が少なく、どうなるかと思っていましたが、12時
を回ったころから人が増え始めました。
最後尾の看板を持っていると、行列はますま
す増えてきます。
「ワンハンド焼きそば」は2日間で800食を
完売することができました。
県連を含め、他の3店も好評で全て早めの
完売で、広島焼きそばの人気が根強いことが
わかりました。
今後県連のプロジェクトを中心に、県下商工
会地域の「お好み焼店」が、プロジェクトに加わ
り、「広島焼きそば」を広島の新たな名物として
まず県内から広げていきましょう。