こんばんは 「ようよう坂町」
台風18号は2年ぶりに東海地方に上陸。
速いスピードで関東東北と駆け抜けたよう
で、かなり被害があったようですが、皆さん
の地域はいかがでしたでしょうか。お見舞
い申し上げます。
さて、台風一過、10月11日(日)は坂八幡
神社の秋例大祭です。町内各地区から、神
輿などいろいろな寄進ものが奉納され、にぎ
やかな祭です。
宵頃(よごろ)は、10日(土)で、儀式、小学
生による巫女舞があり、頂載(ちょうさい)、
屋台などが奉納されます。
11日(日)は本祭で、祭典としては、儀式、
巫女舞、湯立てがあり、各地から寄進ものが
奉納されます。頂載(ちょうさい)は刎条、浜宮
曳船が横浜、獅子舞は西側、上条、屋台は森
浜、中村の各地区から奉納されます。
わが横浜地区からは「曳船」が奉納されます。
財団法人横浜戸主会が所有する「曳船」は
1749年から260年の歴史のある伝統行事
です。
その最終的な準備が今夜ありました。法被や
足袋などを準備し、参加者に配布します。
各地区ごとに実行委員である船頭さんなどが
打ち合わせを、大船頭、船頭補佐、小船頭な
どの実行委員20名余りでで行いました。
最後は音頭の練習です。出船唄、道中唄、
戦勝報告唄がそれぞれの場面で唄われます。
音頭担当だけでなく、音頭に従って船が
進んでいくので、進行がうまく進むために、
小船頭以上が練習しています。
が、今回は長崎に出張された小船頭の「りある」
さんから、壱岐市製造の珍しい焼酎の「壱岐」を
お土産で持ってきていただき、飲ませていただき
ました。地元の飲み屋で飲んでいた時、「曳船」
の話をし、携帯で私の「曳船」のブログを店の人
に見せたら、すごく感動され、いただいたとのこと
です。ブログの力のすごさを感じさせられました。
大人が担ぐ大船と小学生5~6年生が担ぐ小船
の出港風景は、壮観で見事です。
最近少子化で若者も少なくなっており、こうい
った伝統行事も存続の危機を迎えている所も
多い中。当地区では大人だけでなく、小船を
つくり、小学校の協力を得て、後継者育成と
伝統行事の伝承に努めています。今では小
船を担いだ経験のある若者たちが、大船を
担いでいます。
よそにはない珍しい神輿の「曳船」をこれから
も末永く伝承して行きたいものです。
当日の祭りは、この「曳船」以外にも、頂載
(ちょうさい)、屋台などの神輿や獅子舞など
もあり、近隣ではないほどの賑やかなまつり
です。ぜひ坂町へおいでいただき、秋の一日
をお楽しみください。