こんばんは 「ようよう坂町」
先日は坂町文化協会の役員の視察研修と
いうことで、「神楽とオーケストラのコラボレ
ーション」に行きました。
広島県などが今年8月10日から始めた「ひろ
しま夏の芸術祭」のフィナーレとして、神楽と
オーケストラの世界初のコラボレーション公演
です。
翌日の中国新聞一面に紹介記事が出ていま
した。「響き合う音と舞」の見出しで、広島交響
楽団と北広島神楽団が広島市のALSOKホー
ルで初共演した。神楽で人気演目「八岐大蛇
をテーマに、広島を代表する舞と音が響き合う
創作舞台を披露した。タイトルは「オロチ~火と
水への讃歌~神楽とオーケストラのために」
中国山地を描いた背景から大蛇8頭が現れ、
舞台上で激しく舞う中、笛、太鼓のはやしと壮
大なオーケストラの音が共鳴。神秘と迫力に
満ちた世界を約1500人が堪能した。との記
事です。
全席自由席ということで、開演前には長蛇の
員会ということで、ユニフォーム姿で受付です。
ひろしま夏の音楽祭メインコンサートの「神楽
とオーケストラのコラボレーション」~広島から
創出する世界初の響演~ということで、広島県
北広島神楽団と中四国唯一のプロオーケスト
ラのコラボレーション「オロチ~火と水への讃
歌~」の開催です。
演の様子は紹介できませんが、ステージ下で
広島交響楽団のオーケストラ演奏があります。
公演は二部で構成されており、第一部は北広
島町山王神楽団による「滝夜叉姫」です。
休憩をはさんで、いよいよ世界初の神楽とオー
ケストラのコラボレーションです。「オロチ~火
と水への讃歌~」の作曲・企画構成は作曲家
伴谷晃二エリザベト音楽大学音楽学部長で、
オーケストラの指揮は広島交響楽団常任指揮
者の秋山和慶氏です。
広島市の北、北広島町には60団体の神楽団
が活躍しています。2003年ロシア・サンクトペ
テルブルグ市の日本文化交流公演で、初めて
広響との出会いがあり、今回の広島交響楽団
とのコラボレーションのため、「北広島神楽団」
を結成し、猛練習のもと、今回の響演となりま
した。
火は中国山地のたたら鉄の、そして水は太田
川の上流や下流にかけての田園や舟運の文
化。<オロチ>は自然と人間の共生のために、
自然への“畏敬の念”と自然への“讃歌”を豊か
な感性で謡い舞い続けます。この作品は、神話
をもとにイメージ化され描き出された創作の世界
です。<オロチ>の演舞とオーケストラのサウン
ドは、時には対立と協調を繰り返しながら、太古
から脈々と人々に受け継がれた“聖なる調べ”
と慈愛に満ちた“自然崇拝の心”を抱き合わせ、
響き合わせてくれました。神楽とオーケストラとの
響演が醸し出すコラボレーションの世界は、これ
までの伝統文化を継承しつつ、新しい文化の創
造を広島から世界に向けて初めて発信して行き
ました。
でした。ただ神楽は主に笛、太鼓のはやしによ
って舞が行われており、オーケストラの演奏は
かなり神楽向きの演奏で、通常のオーケストラ
とは違った感じの演奏でした。それはそれなり
によかったのですが、舞の背景の演奏は主に
笛、太鼓であり、どうもオーケストラが従の感じ
がしました。もう少しオーケストラの演奏により、
神楽が舞い続けるといった場面があればとの
感じも正直しました。しかし、神楽とオーケスト
ラの世界初公演は今までにない企画で感動
でした。
感動の公演終了後は、現実に帰り、空腹を
癒し、懇親を深めるために、広島駅前の居
翌日の日白内障の手術をする私にとっては
最後の乾杯となりました。
9月から秋。秋といえば「芸術の秋」です。
会場で配られた数々の公演のパンフレットが
ありましたので、紹介します。ぜひ「芸術の秋」
をご鑑賞ください。
9月19日~23日の大型連休(シルバーウィー
ク)中は、瀬戸内のジャンヌダルク「鶴姫伝説」
の公演があります。広島商工会議所が主催し
の「さくらぴあ」では、9月27日(日)に「神楽
共演大会」が開催されます。
同じく10月24日(土)には、はつかいち音楽
祭として「平家を愛して」800年続く日本の文
化「平曲」の平家の語りと琵琶の調べがあります。
中国電力本社では、留学生支援チャリティ
ーエネルギアドリームコンサートとして、広島
交響楽団の公演が10月9日(金)にあります。
広島交響楽団の定期演奏会は、10月16
日(金)に広島厚生年金会館であります。
ひろしま県民文化祭の開会式を兼ねての
「子ども文化フェスティバル」はALSOKホー
ルで10月4日(日)に開催されます。
来年1月には同じくALSOKホールで「全国
坂町町民センターでは、9月27日(日)に
ひろしま県民文化祭の「民謡民舞の祭典」が
あり、県内各地から選ばれた31団体が出演
します。地元からはアトラクションとして雅楽の
「坂雅正会」と「坂和太鼓同好会」が出演しま
す。
皆さん、芸術の秋を楽しみましょう。