こんばんは 「ようよう坂町」
この土日は多くのイベントがあったようです
が、雨で随分泣かされたようですね。
坂町でも土曜日はウォーキング、日曜日は
サンデーマーケットがありました。
ウォーキングは「第16回ようよう坂町ウォー
キング」今回も先月と同じ教育委員会が担当
です。先月も雨でしたから、今月も雨となると
このたびの移動でこられた職員の中に誰か
雨男・雨女がいるとしか思えません。
今日の参加者は雨予報のため若干少なめの
43人です。
今にも降りそうな中のJR坂駅前での受付です。
会費は200円、保険と参加賞代(飲物とカロ
リーメイト)です。
度も「坂町ブランド開発委員会」でもご指導
いただいているパーティ・フーの中川さんに
「オリゴのおかげ」をサンブリングとして無料
提供していただきましたので、パンフレットと
一種に配りました。価格は何と525円です。
「オリゴのおかげ」は、乳果オリゴ糖を主成分
とした、家庭用の卓上タイプ甘味料の商品ブ
ランド名です。使い方は簡単、コーヒー紅茶
や、牛乳、ヨーグルトの甘味料としてはもち
ろん熱にも味が変化しないので煮物などの
お料理にもお砂糖と同じようにお使いいた
だけます。美味しい甘さで、カロリーはお砂
糖の約半分とひかえめなのでダイエット中
の方にも安心です。なにより、毎日少量、
小サジで2~3杯を続けることで、善玉菌の
ビフィズス菌をぐんぐん増やしておなかの調
子を良好にする効果を実感していただける、
甘味料なのです。
開会のあいさつの中で、今日は雨予報なの
で、予定していた天神堂の山コースは危険
なので、街並みを歩くコースに変更するとの
説明がありました。皆さんも納得のようです。
職員指導による準備体操です。
出発の頃には案の定ぽつりぽつりと雨が降
り始めました。傘をさしてのスタートです。
今回のテーマは新緑ウォークということでし
たので、街中とはいえ、山側コースを選んで
説教場が一緒になっているところです。
上条公園でトイレ休憩です。
上条公園には「畝のおじいさんの像」があり
畝のおじいさんは、地区民のために私財を投
げ打って上条トンネルをつくりました。
畝為吉翁は、明治22年で、少年時代生まれた
上条地区から海側の植田地区へ使い走りに
出ていました。急勾配の山を越えることは少年
だけでなく、地区住民にとって、不便極まりない
難所でした。
そんな時、呉線のトンネルが開通したのを
初めて見て驚嘆。この山にトンネルを掘れば、
村の人も(その当時坂村)楽になるだろうと、
秘めた決意を胸に、わずか16才の時、単身
でハワイに渡りました。
以来40年余り、汗と油の辛苦の結果、マット
レス工場を経営、巨万の富みを築き上げま
した。終戦を迎え、郷愁による「少年時代の
夢」の実現をしようと、郷里の人たちに「トン
ネル計画」を送りましたが、地区の人たちは、
呆気にとられ、半信半疑でした。
昭和24年8月に帰国、準備を始め12月半ば
に着工、町は県費助成を取るべく計画したが、
畝さんは強く拒絶。工事費全額を畝翁が個人
で出資し、地区単独工事として、地区住民(戸
数300戸余)が総出でとりかかり、起工以来1年
4ヶ月で全通完成を見ました。
畝翁は昭和63年、99才5ヶ月でお亡くなりに
なりました。その銅像が上条公園にあります。
トンネルは幅4m、高さ4.5m、長さ110mで、
今では狭いようですが、その当時車のほとん畝翁は、この事業は両地区全体の汗の結晶
道路延長は1,400m、上条地区から植田地
区を経て、国道31号まで車の通行が可能
になりました。今のような車社会でない当時、
車が通れるトンネルと取り付け道路を造られ
た畝翁の先見性は、約60年を経た、今大い
に役立っています。
ということで、トンネルの両入口には「協力一
致」「共存共栄」という文字が刻まれています。
その当時のお金で1,300万円、今だと何億に
なるのでしょうか。
「トンネルを出るとそこは雪国であった」という
小説がありますが、トンネルを出るとパッと飛び
その景色を楽しみながらのウォーキングです。
広島呉道路工事のため、立ち退きの人たち
のためにつくられた新しい街のコモンタウン
ゴールは出発点の坂駅です。もうまもなく
駅前での解散式です。出発時点では小雨が
降っていましたが、すぐやみ、結局は曇りで
比較的涼しく、逆にウォーキングには絶好の
日和でした。結果論ですが、これなら最初予
定していたコースでもよかったのではと思わ
れました。ここらが主催者の判断の難しさで
方を対象にオプショナルツアーとして、もう少し
ウォーキングされませんかと声掛けをさせて
いただきました。せっかくなので、前夜のウォ
ーキングで見た「さか・なぎさ公園」の美しい
「金鶏菊」を見ていただこうと、私が案内する
ことにしました。15名の方が手を挙げてくれ
ました。
いよいよオプショナルツアーに出発です。
その模様は次回のお楽しみです。