こんばんは 「ようよう坂町」
今日は県下の公立中学校の卒業式でしたが、
我が家の隣の坂中学校でも卒業式でした。
卒業生96名(何と男女48名と同数で昨年より
10名増)が巣立ちました。うち2名の不登校生
が 欠席です。
若い女先生は自らの卒業式かのようにはかま
姿です。今まで黒いスーツがほとんどでしたが、
一人ひとり壇上に上がり、校長先生から卒業証
書を受け取ります。今年第62回目の卒業式で
すが、卒業証書は第11096号から始まりました
ので、戦後新制中学校として開校した中学校を
卒業した生徒は今年で11192名となるわけです。
続いて今では珍しくなった皆勤賞(欠席・遅刻・早
退ゼロ)3名と精勤賞(欠席・遅刻・早退3日以内)
8名が表彰されました。おめでとうございます。
この後校長先生の式辞があり、「これからは何か
にぶつかった時は、自分で考え、いろいろな人と
相談し、自分で決断し、自立をしてほしい」と贈る
ことばを述べられました。そして教育委員からの
告示そして卒業生に記念品が贈られました。
続いて来賓として、町長と町議会議長の祝辞が
ありました。丁寧にお辞儀をする生徒たちです。
恒例の卒業生からの記念品贈呈です。例年は
テントで会場入り口に展示してありましたが、今
昨年校歌を再編したのを記念し、体育館内に
校歌の額縁の贈呈です。
「仰げば尊しわが師の恩・・・」という「仰げば尊
し」は、以前歌われていませんでしたが、最近
再び歌われ始めました。多分わが町は全国で
も最も早いほうでした。
やはりじ~んと来る卒業式なではの歌です。
そして在校生代表の送辞は「一つ一つのこと
に真剣に取り組まれた先輩の伝統を引き継
いでいきたい」、卒業生代表の答辞は「運命
共同体として頑張ってきた。先生保護者地域
の方に感謝するとともに、これから感謝の心
を常に持ち続けていきたい」と力強いことばが
ありました。
卒業ソングは「旅立ちの日に」です。生徒の指
揮とピアノ演奏で全員合唱です。「・・・いま 別
れのとき 飛び立とう未来信じて はずむ若い
力を信じて この広い大空に」
感動で涙される生徒、保護者来賓の方もいらっ
厳粛で厳かなうちに卒業式は終了。
卒業生を全員の拍手で送り出します。
今年の卒業生の特に素晴らしかったのは
式の間の姿勢だけでなく、最後の退場の時
です。今までなら立ち上がり一礼してすぐに
退場ですが、クラス全員が立ち上がり、在校
生保護者に向かって、ありがとうございました。
これからもがんばりますと、全員で元気よく挨
拶をし、退場していったことです。これ今まで
にない姿で感動しました。
卒業式は、今では国旗・国歌の問題で大荒れ
ということがありましたが、今日の卒業式は本
当に厳粛ながらも心を打つ感動的なものでし
た。卒業式は今までの中学生活・友人との別
れではありますが、同時に新しい旅立ちです。
卒業生が母校に誇りを持ち、新たな船出をし
てほしいものです。