こんばんは 「ようよう坂町」
「第10回キッズ起業家育成塾」の3日目は
3月15日(日)の「ようようまつり」での販売
体験会の準備です。「ようようまつり」は今回
で25回目を迎え、多彩な催しで坂町最大の
イベントとなっています。パルティ・フジ坂で開
催されます。
の隣の学食です。今は大学が休みなので休業
中ですが、安いメニューですね。
3日目は販売会のすべてを準備しなければ
ならないので、メニューが盛り沢山です。
前回の復習として、最も大切な接客の練習
です。「いらっしゃいませ」「ありがとうござい
いい所、悪い所を学んでいきます。
表側は販促看板、裏側は販売個数による
販売価格を書くという工夫はすばらしかった
との先生の指摘もありました。
復習の後はいよいよビジネスプランの作成
です。計画を立てる時よく5W1Hといわれま
すが、今回は6W2Hを考えて立ててください。
販売価格を決める時、余り儲けを意識しすぎ
ると割高感となり売れません。適正利潤での
値ごろ感を考えてください。
販売価格を決めたら、販売個数を決めて行き
ます。そして収支計画を立ててください。
先生から各店の店長に、ビジネスプランと収支
計算書の用紙が渡されます。
各店では大学生と相談しながら、販売価格
と販売個数を話し合っていきます。
らないと意見は喧々諤々です。
複数回受講しているベテラン組は余裕があ
最終的な収支計算書の作成は、時間節約の
ため今回はパソコンの活用です。
最終チェックをしながら、入力していきます。
ビジネスプランは、収支計画だけでなく、お
今回は坂町商工会銀行の木村支店長さんが
出張で不在のため、支店長代理の主席さんに
提出し融資交渉です。
交渉が成立すると、借入の契約を店長と結
びます。仕入れ資金、経費と釣銭を含めた
青チームは、店名「サンケロン」
販売商品は、芸州さかうどん・いっちジュ
ースを販売し、借入金29,955円
赤チームは、店名「おいしい亭」
販売商品は、ようよう饅頭、クッキー、パッ
クジュースを販売し、借入金は60,625円
黄色チームは、店名「YELLOW HOUSE」
販売商品は、ボンデゲージュというブラジル
のパン、いか天を販売し、借入金は36,910円
緑チームは、店名「びっくり!!オイスター」
販売商品は、殻つきカキと野菜などを販売し、
借入金は110,130円
オレンジチームは、店名「レインボーGReeeeeeeN」
販売商品は、チラシ寿司、お菓子販売し、
借入金は30,500円
紫チームは、店名「JUSTICE」
販売商品は、ようよう芋、天然酵母パンを販売
借入金は44,000円
6店の借入金総額342,685円は保証人のない
マル経融資ですから、焦げ付かないよう、借主
の店長を信じるしかありません。
ビジネスプランが完成、融資が決定すると、
次は販売促進のためのツールの作成です。
商品販売のための作戦としての販促ツールの
作成については、「マーケティング」活動をと
いうことで、3C・4Pが大切です。
そして買ってもらいたい気持ちをなってもらうに
は「AIDMA作戦」が大切ですと、専門的な話を
分かれます。パソコンの得意な人はパソコンで
のチラシづくりです。
呉大学の迫田先生の指導のもと、大学生の
サポートを得ながらのチラシづくりです。
一方手書き組は、店頭のポスター作りです。
目立つ看板作りにいろいろと工夫をして
1時間の短時間でなかなかの出来栄えです。
キャッチコピーとして、お客さんに訴える点を
予定の12時を少し過ぎましたが、各店とも
作業が終わり、3月15日の開店日の最終
打ち合わせと集合時間、注意事項の説明
ました。さあ、開店日までいよいよあと1週間、
身体に気をつけて、元気できてくださいと解散
しました。
3日間という駆け足の学習会でした。もう1日ぐ
らいあると、ゆっくりとビジネスプランも検討でき
るのではと思いますが、校外学習での拘束時間
を考えると、限界かもしれません。
真の意味での起業教育を行うなら、小学校の
総合学習の時間で1年間取り組んでいくことが
理想なのですが・・・。実績を重ね、他町にも広げ
ていき、将来的にはそうなってほしいと願っています。