こんばんは 「ようよう坂町」
オーストラリアのメルボルンは一日
のうちに四季があるといわれている
ぐらい天気の移り変わりがあります。
この時期は日本とは逆で、冬から
春になるころで、雨期です。雨は降
ったり、やんだりの状態が続きます。
だから虹が多いと聞きました。
8月30日にメルボルンに着き、午後
メルボルンの西の最古の町である
ウィリアムズタウンを訪れ、カフェで
コーヒーを飲んでいた時、突然の雨、
そして晴れた後、ダブルの虹がメル
ボルンの町中からあらわれました。
今まで虹は遠くの山にかかるものだ
と思っていましたから、町中からかか
るはっきりとした虹には驚きました。
オーストラリアスタートの日としては
幸先のいい予感がしました。
ダブルの虹は、主虹と呼ばれるはっ
きりとした虹の外側に、副虹と呼ばれ
るうっすらとした虹です。主虹は赤が
一番外側で紫が内側ですが、副虹
は逆に赤が内側、紫が外側となって
虹とは赤から紫までの光のスペク
タルが並んだ円弧状の光です。
太陽の光が空気中の水滴によって
屈折、反射されるときに、水滴がプ
リズムの役割をするため、光が分
解されて複数色(日本では七色とさ
れる)の帯に見えます。
オーストラリアでは、虹は天地に住
み水をもたらす神の蛇であるとみな
されていました。漢字の「虹」が虫偏
であるのも、中国の伝説において虹
が竜の一種とみなされていたからで
す。また主虹である「虹」を雄とし、
副虹たる雌を「蜺」(ゲイ)と呼んで
ードへのツアー。その途中で見た
虹は海から出て海への奇麗な半円
形です。まさに架け橋の感じです。
段々と近づいてきました。
そして手に取るように近づいてきま
した。海の中から手に取るように、
身近に虹を見ることができたのは
初めてです。段々と近づいてくる虹
に、車で走りながらそして止めては
シャッターをきりまくりました。感動
です。薄っすらと虹が出てきました。
3日連続の虹です。本当に虹三昧
で恵まれています。こんな歓迎の
仕方があるのでしょうか。オースト
ラリアも洒落た歓迎をしてくれるも
今回の虹は海から山へかかるまさ
海岸から内陸へ、これまた薄っすら
3日連続の最後はホエールウォッ
チング成功の後の虹。オーシャン
ロード観光の天候不順な中、全て
が計画通り終えたことへの感謝の
虹のような気がしました。
このようにオーストラリアでの3日間
は、雨が降ったりやんだりの天候不
順な中での虹三昧でした。
雨を掻い潜り、冷や冷やの日々でし
たが、虹という形で、粋な演出でお返し
をしていただき、本当に感動の3日間
でした。
そして最後の4日目は、それこそ雲も
ない快晴で、飛び出す空中展望台から
の眺めは大絶景で、有終の美で感動の
オーストラリア旅行を終えることになります。