こんばんは 「ようよう坂町」
富士山は標高3,776mで日本一高
い山です。といっても私達が登った
山頂の吉田口山頂の浅間神社奥
宮の標高は3,720mです。それにし
ても高いことには違いありません。
右側が登ったところ、左上が一番
高い剣が峰です。
では、1時間遅れの三島駅からの
バスを乗り換え、五合目に向かう
わけですが、遅い昼食をとりました。
河口湖の温度は27℃でした。冷房
設定温度は28℃でということですか
ら、これでも涼しい温度です。
スバルラインをバスで上がり、標高
2,300mの五合目につくと、さすが涼
しく、気温17℃でした。それでもまだ
北向きの吉田口登山道の山頂付
近には、まだ雪が残っています。
気温の変化は激しく、山頂付近では
朝方が5~6℃、日中が10℃前後
です。これで温かい方です。雲がか
かり、水分を吸うと寒いということで、
ますが、気圧が低く、空気が薄い
のには頭が痛くなります。
気圧は約650hPaで、平地の約
3分の2です。これが高山病の原因
です。これが富士登山にとっては
最大の敵。多くの人たちが登頂を
途中で断念する最大の原因です。
そのために、息苦しくなったら、酸
素を吸入しては登ります。昔はこん
なものはありませんでしたが、今は
便利になりました。ボンベで吸う方法
と食べる酸素あります。ただ、どれ
だけ効果があるかは疑問です。
酸素を吸った人でも高山病にはか
かりますし、私も頭が痛くなりました。
山頂に持っていったスナック菓子の
袋は空気が薄いため、パンパンです。
とすれば、人間の体もこんな具合に
膨らんでいるのでしょうか。
といわれ、そんな苦労をしてまで登
のは馬鹿だという人もいます。
確かにそのようです。山そのものは
火山ですから、山肌は火山岩できれ
いとはいえません。上が山頂です。
です。御殿場のホテルから眺めた
パンパンに張っていたスナック菓子
の袋も下山すると元通りに帰りました。
山頂で飲み干したペットボトルはこの
ようにヘチャゲてしまいました。
今回は雨予報でしたが、雨は降ら
ずラッキーでした。もし雨が降って
いると、登山はもっと厳しくなってい
たでしょう。比較的穏やかな富士山
の歓迎は、本当に恵まれていまし
た。ありがとう富士山。
とはいっても、寒さや酸素不足の中
での苦しい登山でした。