地域づくりリーダー研修の第2回目 | ウオーキングの町 坂町

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瀬戸内の海と山の自然豊かで人情味のある坂町!ネットワークされ、バラエティに富んだウオーキング道を活用し、「ウオーキング日本一のまちを目指して」歩き出します!!『悠々健康ウオーキングのまち』宣言をしました。

こんばんは 「ようよう坂町」


今日は「地域づくりリーダー育成研

修」の第2回目が坂町の平成ヶ浜

福祉センターであり、出席しました。

「地域づくりリーダー育成研修」は

ワークショップから始める地域づくり

ということで、行政依存型のまち選択している

づくりから、住民主体のまちづくり

を目指してのリーダー育成で、

合併せず、単独町を

安芸郡4町のうち、海田町、熊野

町、坂町の行政、住民代表など約

70名が出席。3町を会場として、計

3回の研修と1回の視察(山口県

部市)が行われます。

前回の熊野町に続き、今回2回目

は各町のフィールドワークというこ

とで、各町のもっている課題やよさ

を実際に目で見てみようということで、

各班ごとにバスに乗り、それぞれの

町を見て周りました。

坂町のコースには、廿日市市大野町

の行政、自治会の方20名が特別に参

加されました。私はその方々のバスに

乗り、町内ガイド役として、町内の説明

をしました。当日突然いわれたので、

資料もなく、戸惑いましたが、2時間説

明しっ放すことができました。昨年から

ブログを書いていたので、イロイロと町

内の事を調べたのが役に立ったようです。

それにしても、このようなガイド役は初

めてで、今後ウォーキングガイド養成

をする上で、大いに勉強になりました。

まず訪れたのが、フラワーフレンドの

会を結成し、花を通じてのまちづくりを

行っている小屋浦地区。

次はこの7月にオープンするベイサ

イドビーチを車窓から眺めながら、

坂町の新興タウンの「コモンタウン

坂」へ。町内や対岸に廿日市市が

見える瀬戸の海を眺めました。今日

は曇りで、眺望が悪く、晴れていたら

この方面に何が見えるかを説明しま

した。

コモンタウン坂から次の視察地で

ある「上条トンネル」は、一部狭い

道があり、バスが入りそうにないの

で、バスを降りて歩きました。

「上条トンネル」は、「青の洞門」に

似た昭和のトンネル物語です。

畝為吉翁は、明治22年生れで、少

時代生まれた上条地区から海側

の植田地区へ使い走りに出ていま

した。急勾配の山を越えることは

年だけでなく、地区住民にとって、不

便極まりない難所でした。

 そんな時、呉線のトンネルが開通

したのを初めて見て驚嘆。この山に

トンネルを掘れば、村の人も(その当

時坂村)楽になるだろうと、秘めた決

意を胸に、わずか16才の時、単身で

ハワイに渡りました。

以来40年余り、汗と油の辛苦の結果、

マットレス工場を経営、巨万の富みを

築き上げました。終戦を迎え、郷愁に

よる「少年時代の夢」の実現をしようと、

郷里の人たちに「トンネル計画」を送り

ましたが、地区の人たちは、呆気にと

られ、半信半疑でしたが、やがて巨万

の蓄財と熱意を知り、道路改良期成会

結成し、畝翁の帰郷を待ちました。

昭和24年8月に帰国、準備を始め

12月半ばに着工、町は県費助成を

取るべく計画しましたが、畝翁は強く

拒絶。工事費全額を畝翁が個人で

出資し、地区単独工事として、建設

会社と地区住民(戸数300戸余)が

総出でとりかかり、起工以来1年

4ヶ月で全通完成を見ました。


トンネルは幅4m、高さ4.5m、長さ

110mで、道路延長は1,400m、

上条地区から植田地区を経て、

国道31号まで車の通行が可能に

なりました。車のまだほとんどない

当時では車社会の到来を予測され

画期的な道路の広さでした。

トンネルと道路だけでなく、地域の

子供達のために、約300坪のグラ

ウンドと水泳プールまでつくられ、

畝翁の心づくしが感じられます。

畝翁は、この事業は両地区全体の

汗の結晶ということで、トンネルの

両入口には「協力一致」と「共存共

栄」という文字が刻まれています。



その当時のお金で1,300万円、今だ

と何億になるのでしょうか。

畝翁は昭和63年、99才5ヶ月でお亡

くなりになりました。


ちょうど歩いてトンネルを出ると、

たまたま林さんという元宮大工(元

商工会員)さんがいらっしゃいました。

畝翁が近所であった林さんは、ハワ

イにいた畝翁の願いで、ハワイの

石鎚神社の再建を一手に引き受け

られ、ハワイに渡られ工事にあたった

そうです。そしてトンネル工事の当時

の状況もしばし説明していただきました。

頼んでいたわけではないので、ラッキー

な出会いでした。
http://4travel.travel.msn.co.jp/e/msn/traveler/bunkichi/album/10239787/

次いで地域住民に余りなじみがない

が、地域資源として大いに活用した

い呉大学坂キャンパスを休みにかか

わらず、いつもお世話になっている

大藤教授に出てていただき、学内の

案内をしていただきました。


まずパソコンルームです。

ギッズ起業家育成塾でも使わせて

もらっています。3部屋あります。

学内には百数十台のパソコンが

あるとのこと。これほど整備されて

いるところはないということで、税務

署主催の「e-Tax」研修会も利用し

ています。

次は図書館です。蔵書は3万冊と

いうことですが、4つのキャンパス

には合計で18万冊あり、オンライン

検索ができるようになっています。

坂キャンパスには、公立図書館

にはないような経営や福祉に

関する専門書が多く、さらに全国

大学の論文なども集まっています。

地域の方にも公開していますので、

ぜひ利用して欲しいとのことでした。

今年4月から設置された「健康福祉

学科」のための施設です。

今までは「病気になった人」のための

福祉学科でしたが、今度は「病気に

ならない」ための健康学科とのこと。

スポーツジム顔負けのトレーニング

マシンルームです。

隣に直結して、鏡を張り巡らした

エアロビクススタジオがあります。

このような立派な施設と大学の先生

のもっておられる頭脳、そして学生の

若きパワーを、地域資源として活用

できれば、坂町のますますの発展は

間違いなしではないでしょうか。

そんなことを感じながら、町内視察を

終え、昼食会場である海辺のレストラン

「カリブ」へと向かいました。熊野町でも

そうでしたが、当初は弁当を会場で食

べる予定でした。しかし、会場で弁当

では特色がないので、海の町坂町なら

ではの昼食をということで、カリブを

推薦しました。

海を見ながらゆったりとした気分で

の昼食は、狭い会場での弁当より、

立地な気分がします。結局この店で

昼食をとったのは、坂町班、廿日市

班、混成班の計40人でした。


午後からは見学した結果に基づいて

課題の整理と掲げているテーマにそっ

ての計画づくりのワークショップです。